瀬戸内国際芸術祭(5日目:大島)
アートを巡る旅の最終日は大島に行ってきました。高松港から高速船で30分ほどすぐ近くにある島です。
駅前の荷物預所に寄ってから、早めの40分前には高松港に到着。
大島行きの高速船「せいしょう(青松)」号
高松港(9:10発)→大島(9:40着)
大島に到着
この島の歴史(当時のハンセン病に対する差別と偏見、その苦しみ)を振り返りながらアートを鑑賞していきました。
到着後はすぐにインフォメーションセンターで情報確認。
今日の予定は島内を少し散策してから、12時からのガイドツアーに参加し、
大島(13:25発)→高松港(13:55着)に搭乗予定。
各島ではインフォメーションセンターや船中のラックに
各島の芸術祭パンフレットが無料配布されています。
今回は手渡しで頂きました。
うっすらとピンクの蛍光ペン線=私が徒歩で辿ったルートです。
北に向かって西岸歩き、小山をぐるっと回って、東岸の作品群を鑑賞。
お昼前にカフェでお茶をしてからツアーに参加。
西岸沿いの真っ直ぐな道を北上していくと、火葬場、風の舞に。
空には鳥やトンボが舞い、
波とセミの音の大合唱
リングワンデルングの道
昭和8年に島の青年団によってつくられた全周1.5kmの道
この聞きなれない「リングワンデルング」は登山用語で、
「悪天候で方向を見失い、無意識に円を描くように歩くこと」
眼下には療養施設が望めました。
道中、所々にこの島の歴史が書かれた掲示板がありました。
「東の遠吠」
鴻池朋子さんの作品
山川冬樹氏の作品「海峡の歌 Strait Songs」
大島から四国本土まで2km。
島に唯一遺されていた木造船
予定通り、お昼前にカフェ・シヨルに到着。
旅のしめは、甘党ならではのチーズケーキとアイスコーヒー!
このカフェで少し休んでから12時からのガイドツアーに参加しようかなと思っていたのですが、リングワンデルングの道で知り合った高松市在住の男性(おそらく50代の方)と再会。
幸運にも室内の作品モニター前のソファーでくつろぎながらいろいろなお話が出来ました。帰りのフェリーも合わせると、2時間ぐらいおしゃべりをしていたでしょうか?
その中で地元の人からでしか聞くことが出来ないとても貴重なお話を頂きました。
幸運にも室内の作品モニター前のソファーでくつろぎながらいろいろなお話が出来ました。帰りのフェリーも合わせると、2時間ぐらいおしゃべりをしていたでしょうか?
その中で地元の人からでしか聞くことが出来ないとても貴重なお話を頂きました。
例えば、地元の人たちから見た芸術祭、子どもの頃からここ大島が地元の人たちのハンセン病を知る学びの島になっていること(そのため高速船は無料です)、昨日訪ねた豊島はもともと産業廃棄物の島であったこと(とても美しい島になっていたことに驚かれていました)。お遍路と世界遺産について、また各島々や瀬戸内、四国の文化や美味しい食事事情、地元の人でも知らないような隠れスポットなどなど。最後には名刺交換もさせていただき、本当にありがとうございました。
最後に、
この旅を振り返り、正直この海の芸術祭に費やすべく時間が全く足りませんでした。ただ今回はこのなんともしがたい、コンプリートしたい気持ちの中で終わりにしたいと思います。
日本人として生まれ、心から本当に良かったと思い、こんなにもこの国の美しい海に対し誇りを持てたこと、ここでの貴重な経験をアートコンパスや自身の生活、人生に生かしていきたいと思います。
この旅を振り返り、正直この海の芸術祭に費やすべく時間が全く足りませんでした。ただ今回はこのなんともしがたい、コンプリートしたい気持ちの中で終わりにしたいと思います。
日本人として生まれ、心から本当に良かったと思い、こんなにもこの国の美しい海に対し誇りを持てたこと、ここでの貴重な経験をアートコンパスや自身の生活、人生に生かしていきたいと思います。
3年後に、この瀬戸内の美しい海を見にまた戻ってきます!
そして、この芸術祭のチラシから以下の文章を抜粋し、今回のレポートを終わりにしたいと思います。
瀬戸内国際芸術祭は、「海の復権」をテーマに掲げ、美しい自然と人間が交錯し交響してきた瀬戸内の島々に活力を取り戻し、瀬戸内が地球上のすべての地域の「希望の海」となることを目指しています。
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