第9回みんなのアート基礎講座を終えて

本日の午後、第9回「みんなのアート基礎講座」を開講しました!

「ピカソな私」と題しまして、あの20世紀最大のアーティストと称されるパブロ・ピカソの生涯を追い、特に絵画の世界に革命を起こした「キュビズム」に焦点を当てて、ピカソ風のお面づくりを参加者の皆さんに制作していただきました。

一風変わったお面づくりを楽しんでいただけたでしょうか?

参加者の皆さん、今日も一日寒い中、本当にお疲れ様でした!

みんなでポーズをとって、ハイ・チーズ!


はじめにスライドレクチャーでピカソの生涯を、
特にその画風の変化を時代とともに追って見て行きました。

レクチャー後に制作課題の説明中!
キュビズム=描く対象を多角的に見て捉え、それぞれを一つに統合すること・・・
この説明では小さいお子さんにとても難しい説明です。
そこで今回は、その見る視点の先を少し変え、
一人ひとりのいろいろな性格(内面)と顔の特徴(外面)を分析して
形や色や線を自由に使って表現していきました。

今回の素材は百円ショップで売られている厚紙を使用。
思っていたよりも頑丈な紙だったのでお面づくりにはぴったりな素材でした。
 
はじめに鉛筆で下書きを描いてから、ポスターカラーやクレヨンを使って
ピカソ風の顔を描いていきます。

とても幼稚園年長組のお子さんには見えないくらいのピカソな画力です!

自分の性格を旦那さんから、顔の特徴をお子さんからヒアリングして表現していました。

ん!?よ~く見ると、鼻のところが立体的になっています!

最近、縞模様にはまっています。

以前、抽象絵画で習ったフットペインティングを応用して
ダイナミックに手を使って「ぺたぺた」と描いています!



今回の課題を通して、気が付いたことがいくつかありました。
 
それは子供たちがこの一年間学んできたことを終盤の講座内容に反映、生かしていたことです。
 
例えば絵具や道具の使い方。例えば色の作り方や混色の仕方。例えば画面いっぱいに描ききる力。例えばアート作品を制作する時の心構えや気持ちのコントロールの仕方。などなど
 
もちろん、これらのことが可能になることの支えには、継続的に学び続けているからこそです。正直、私も今回のような反応が作品や制作中のやり取りの中で自分の胸に帰ってくると、本当に自分の自信にもなります。

とにかく参加者の皆さんが、気持ちよく、自由に、楽しんで制作できる環境を整えること!

これがアートコンパスの課題でもあります。


また本日嬉しいニュースがありました!

アートコンパスに一年半近く参加してくださっているリピーターのお母さんが、現在妊娠9ヶ月とのこと。ご出産までの間は無理をなさらず、御体にはくれぐれもお気をつけ下さい。

そして新たなお子さんとともに、またの再会を心よりお待ちしています!


 
 
 

 【本日のタイムテーブル】

13:30~13:40 はじめに(ご挨拶と参加者の自己紹介)

13:40~13:55 スライドレクチャー「ピカソの世界」

13:55~14:00 制作内容の説明

14:00~15:40 制作(ピカソ風のお面づくり)※間に15分休憩

15:40~15:55 作品発表と振り返り(①自分の性格 ②顔の特徴 ③工夫してみた点)

15:55~16:15 後片付け・アンケート・記念撮影



さて、次回のお知らせです!

第10回みんなのアート基礎講座
木版画で年賀状づくり!
2017年12月24日(日)13:30~16:30
県南生涯学習センター・創作室
参加費:600円

※ 未就学児童及び小学校低学年生には、「モノプリント版画」をご用意します。
※ 参加募集は12月1日(金)よりスタート!
※ 詳細は追って、HP・Facebook等でお伝えします。

それではまた!



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