2月の個別アート支援を終えて
2月25日の土曜日は、筑西市に住むN子ちゃんの個別アート支援の日でした。
少しずつ気温も暖かくなり(私の場合は花粉症も重なって)体調管理が難しい季節ですが、たくさん睡眠をとって、美味しいものを食べて、ゆっくり休むに限りますね。
話がそれてしまいましたが、
今回は前回に続き、四つ切サイズの大きなコラージュ作品の昆虫制作を行いました。前回の終わりに2匹目のニクバエの制作途中で終わってしまい、その後完成するまで続けてみたそうですがうまくいかなかったため、最初から一緒に挑戦してみることにしました。
改めて感じたことは、昆虫や動物、自然の植物も含め、スマホやパソコンの画面からその対象を観察・捉えることの限界と難しさです。
ここ最近、確かにAIなどテクノロジーの発展が著しく、昆虫などネットで調べると、クリックするだけで360度その対象を見ることが出来たりします。ですが、対象の実際の大きさや細かな特徴、特に触った感触など、知覚の点でホンモノを実際に観察するのとではまだまだ開きがあるのではないかな?と個人的には感じています。
そういえば昭和のころ、家の中にはハエがよく食べものの周りをたかっていて、ハエたたきで倒しては、指でつまんでゴミ箱に捨てていましたが、令和の時代、家の中に虫を見ることが少なくなったなぁ~とお母さんと談義。
そんな中、ニクバエの色々な角度が写された画像を見ながらN子ちゃんと一緒にその特徴を改めて掴んでいき、その特徴にあったフロッタージュの模様素材を選んでいきました。
結果、N子ちゃんもお母さんも、そして私も納得のいくニクバエが完成したのではないかと思います。
次に取り掛かったのはN子ちゃんも大好きなカマキリです。
<画像挿入>
ニクバエでコツを掴んだN子ちゃんはテンポよくハサミを動かしながら制作を進めていきました。しかしここでも壁にぶつかります。
それはカマキリの後ろ脚です。
よく見ると、人間の足とは異なり、何個も関節があってその一本のくねくねした脚をハサミで切っては胴体に合わせてみるも、なかなかうまくいきません。そこで関節ごとのパーツに分けて切り、組み合わせて後ろ足をつくることを提案してみました。
すると、胴体の脇に重ねて置いた脚のパーツを動かしながら、自分のピタッと来るイメージの後ろ脚を見つけることが出来ました。
このようにたった2匹の昆虫制作だけでも、その中には様々な学びが含まれています。これはN子ちゃんにとっても大きな発見だったに違いありません。
残る昆虫はあと、クワガタ・カナブン・テントウムシの3匹です!
少しずつ制作した昆虫が増えてきたので、実際に台紙となる画用紙の上に仮置きしながら、それぞれの大きさや物語性など互いの昆虫を相対的に捉えていきたいと思います。その中で次回またどんな困難や学びが待っているのか?一緒に楽しみながらクリアーしていきたいと思います。
追伸:
N子ちゃんのお母さんとN子ちゃんの妹さんから素敵なお菓子を頂きました!お母さんからはお土産のチョコレート。パッケージがあの葛飾北斎の赤富士で、中身がなくなってもこの箱を飾って取っておきたいと思います。また妹さんからはホウレンソウのマフィンを頂きました!帰りの車中で早速頂き、出来立てのホカホカで、ホウレンソウの香りと程よい甘さが絶妙で本当においしかったです!ありがとうございました‼
コメント
コメントを投稿