1月の個別アート支援を終えて
フロッタージュ素材でコラージュ作品
2023年1月21日(土)
新年最初のアート活動は、個別アート支援で始まりました!
少々鈍った身体と感覚を起こしながら、N子ちゃんが住む筑西市へと向かいました。
前回のアート支援が昨年の10月だったので、N子ちゃんとお母さんとパパさんたちにお会いするのはおよそ3か月ぶりです。
ご家族の皆さんに新年のご挨拶、そしてお母さんや私も3か月分のおしゃべりを取りもどかすかのように近況話に花を咲かせます・笑
お互いの活動の進捗状況やそこから発展したお話など話題がつきません!
ふと我に戻って、N子ちゃんのアート支援のスタートです。
前回を少し振り返ると、その時はN子ちゃんとお母さんと私の3人でクレヨンとコピー用紙を手に持って家の周りを探索し、気になった凸凹をフロッタージュしていきました。
その後、N子ちゃんは自主的にフロッタージュを行い、今回の目的である「四つ切サイズの額縁に入る大きな作品を制作する事」の材料が全てそろいました。
(上の写真:フロッタージュの素材を床に広げてみました)
次にそこから気になるフロッタージュを10枚選別してみました(9枚はN子ちゃんが、1枚はお母さんが選択)
すると、私の予想(植物のやさしいかたち)とは大きく異なるフロッタージュ(ごつごつとした凹凸のハッキリした模様)を選んでいました。(下の写真)
次に、別の質問をN子ちゃんに投げかけてみました。
「この選んだ素材で何を表現してみたい?」
「人間・自然・生き物の3つあったとしたらどれを表現してみたい?」
するとN子ちゃんは「生き物」と回答。
では「生き物でも、海・陸・空に住む生き物だったらどれを選ぶ?」と質問してみると、「空」と返ってきました。
空であれば鳥以外でも羽根を持つ昆虫たちも含まれます。その範囲でN子ちゃんが思いつくままの昆虫名を私が別紙に筆記していきました。
ここでも意外だったのが、蝶々など一般的に人気のある昆虫ではなく、ハチやハエ、カナブンやカマキリなど意外な昆虫名がN子ちゃんの口から出てきました。
そしてその中からさらに厳選し、以下の6匹以内の昆虫をコラージュ作品で表現していくことに決定しました!
スズメバチ、ニクバエ、カナブン、テントウムシ、クワガタ、カマキリ
さすがに1日で全ての昆虫を制作することは時間的にも難しいので、N子ちゃんの制作し始めたい昆虫の優先順位でスズメバチから始めていきました。
お母さんのスマホで画像を検索し、室内のプリンターからワンタッチでそのままプリントアウト!
写真から見て分かる通り、スズメバチの特徴:頭部・胸部・腹部の大きく3つの身体や6本の脚が胸部から出ている事などを捉えながら、かつ羽根や触角の遠近感(手前と奥)も掴みながら自分の力で進めていました。
3か月もの間N子ちゃんに会っていなかったけれど、その観察力が、そしてそのアウトプットの力がものすごく成長していたことに驚きと嬉しさを覚えた一日でもありました。
写真を撮り忘れてしまいましたが、この後ニクバエも制作し、作品の完成までにはもう1~2回はかかる予定です。
スズメバチとニクバエは画用紙にはまだ糊付けせず、最後の最後で全体の構成を決めて貼っていきたいと思います。
今回は額縁に入れて家にも飾る予定の大作なだけに、N子ちゃんのペースでじっくりと進めていければと思います。
ではまた!
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