第2回みんなのアート広場を終えて

8月 02, 2020

第2回みんなのアート広場を終えて

8月1日に関東甲信も梅雨が明け、今日は朝から美しい青空が広がり、そして日の光とは対照的に涼しい風を感じる気持ちの良い一日となりました。

本日の午後、阿見町にある本郷ふれあいセンターにて第2回目のみんなのアート広場を開催しました。参加者の皆さん、お疲れ様でした！

書道女子の皆さんです！

書道教室に通っているので、次々と見事な字を書いていきました。

すっかり高学年になり、後半の制作では

私から伝えられることが昨年までの抽象的で感覚的なことから

客観的で技術的なことへと変化していることに気付かされました。

概要：

第2回みんなのアート広場

日時：2020年8月2日（日）13：30～16：00

会場：本郷ふれあいセンター・会議室1

参加者：大人7名、子ども9名、計16名

県内の小中学校は昨日または今週から夏休みに入り、自治体にもよりますがその期間は2～3週間と短めのようです。（阿見町は一番長い3週間だとか）そのため、宿題や課題がたくさんあるわけではないようです。

それでも習字や絵画の課題制作に取り組む子どもたち、自由に遊具や絵の具などの素材遊びに興じるなど、参加者の皆さんは（私も含め）各々の時間を自由にゆったりと過ごしていった感じです。

今日のアート広場を一言で表すと、「久しぶりの再会」といったところでしょうか。

昨年までお世話になった参加者の皆さんとコロナによって半年近くお会いすることができず、また活動が再開したとはいえ、第二波が全国で生じ、まだまだ予断を許さない状況ですが、そんな中でも筑西市や竜ケ崎市など遠方からわざわざ阿見町までお越しいただき、本当にうれしい限りです。

私もゆっくりと保護者の皆さんや子どもたちとおしゃべりに興じたり、時折制作のアシスタントを行っていき、今回に限っては最後に作品の発表（振り返り）を行わず、各自の終了とさせていただきました。

すみっこぐらしの様々なキャラクターたち。

家に帰ったらいろんなところに飾るそうです！

ゴム鉄砲づくり！

木材を組み合わせ、丁寧に絵の具で着彩をしていきました。

どうやらゲームなどで出てくる名前付きのものだとか。

新型コロナウイルス感染症による自粛期間が始まり、そして活動を再開した今に至るまで、昨年までにはない、否、今までの人生では見られない「時間の過ごし方」がありました。皆さんも多分そうだと思うのですが、家にいることが多くなった分、いろいろと考え事やぼーっとしている時間が増え（You-tubeの閲覧時間も増え・笑）と同時に、これからのアートコンパスや自分自身の生き方について、改めて思いをめぐらすところがありました。

今から約5年前にアートコンパスを立ち上げたころ、「こうなりたい！」という頭の中に描いていた具体的なビジョンは何だったかというと、「20人ほどの参加者とともにアートを学ぶ楽しい時間を過ごしている風景や皆さんとの集合写真」です。当初は参加申し込みが一組あるかないか毎回が心配で心配で過ごしていましたが、おかげさまで3～4年目ぐらいになって、参加者数も増え、その「風景」や「集合写真」を描けるようになってきたことが心の中で嬉しく思うと同時に、次の5年はどんな「風景」を描きたいのか？ここ最近までなかなか思い浮かばずに考えていました。

この「風景」というのは時間をかけて考えれば出てくるものではなく、経験を踏み、自分の心の底から自然に湧き上がってくる「望み」や「願い」に近い現象のようなものだと思います。そして今日のアート広場が終わった今、徐々にその風景が見えてきたような気がしています。

それは「このアートコンパスが任意団体から法人となり、より具体的な地図を描き、自ら積極的に地域に働きかけ、私たちの強みを地域課題の中で生かし生かされ、あたたかい多様なフィールドをもう少し広げていきたい！」そんな風景が頭の中を巡っています。

この一年、またはもうしばらくの間、なかなか身動きの取りずらい生活が続くかと思いますが、その景色に向かって少しずつ肥沃な土壌へと皆さんと共に耕していきたいと考えています。