7月のみんなのアート広場を終えて



今日は久しぶりの晴れた天気と風が気持ちのいい一日となりましたね。

本日午後、阿見町にある本郷ふれあいセンターにて、今年第一回目の「みんなのアート広場」を開催しました!

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、数か月の自粛期間、そしてコロナ対策で得た知識と経験を経て、無事にこの初日を迎えることができました。

やっぱり人とじかにお会いし、顔を合わせ、おしゃべりをしながら、またわからないところなど話し合いながら過ごすアートの時間は楽しいです。

ただ久しぶりとあって、参加者の皆さんに(特に子どもたちに)休憩時間を伝えることやイーゼルの看板を忘れるなど、少々反省点もあり。

参加者の皆さん、本日は本当にご参加いただきありがとうございました!

小学1年生の女の子。小学校の校舎をお父さんと一緒に作りました。
そしてなんと時計もちゃんと動きます!

校庭には様々な遊具がカラフルな入れ物(下写真)から
出し入れ出来る仕掛けになっています。

この作品を作った女の子は満面の笑みで曰く、
「これまでで一番がんばって作った!」とのことです。
きっと強い自信につながったかな!?


今回参加してくれた皆さんはアート広場のリピーターの皆さんです。

そして子どもたちも昨年から学年が一つ上がり、作品の完成度だけでなく、そのアイデアや、道具や絵の具の使い方、子ども同士の会話も見違えるほどに変わり、すっかりと成長していて「子どもの成長は本当に早いなぁ~」と深く感心。考えてみれば子どもたちに会うのは半年ぶり。

そんなほほ笑ましい光景もあって、各子どもたちが夢中に作っているものが何なのか?個人的に気になり始め、一人ひとりに尋ねてみると、みんながみんな合言葉のように「秘密」と教えてくれません。しまいには子どもたち同士で「あとでトイレで何を作っているのか教えてあげるね!」と・笑。

そんな子供と大人の会話のやり取りにとどまらず、その作品も、そしてアイデアもとっても個性的で魅力的なものばかりでした。

自画自賛するつもりはないのですが、アートコンパスに参加している子どもたちは本当に創造性豊かな子どもたちだと自負しています。(もちろん、親御さんや家庭環境等も大きく影響していると思います。)

「作品が個性的で美しい」という言い回しにはいろいろな解釈があると思いますが、私的には「自分の日常生活やその経験からの気付きや興味関心が、そのまま素直に作品へと反映されること」だと考えています。決して他人のまねや流行に流されることなく、その日々を告白しているような作品は本当に美しいと思いますし、とっても魅力的です。それが子どもであれ、大人であれ。


例えば、この作品は一見すると何かのゲームボードのようなものなのかな?と思っていたら、なんと学校に行くために持っていく準備物を置くトレイのような作品。

つまり、わずか小学2年生になったばかりの女の子がプロダクトデザインの作品を最初から最後まで考えて自分の手で作り上げました!


向かって左側に本物のお箸ケースをのせ、右側の広いスペースにはハンカチや文房具など置くことができますよね!そして両手でしっかり持てるようにつまみもちゃんとつけられています。これで明日からの登校は、忘れ物はないですし、前日の夜から楽しくないわけがありません!



一方コチラは同じく小学2年生の女の子の作品です。
これはなんと、英語の学習機械ゲームと呼べばよいのでしょうか?!

紙粘土で作った色とりどりのアルファベットが乾燥してから、最終的に長さが異なるストローの上に取り付けられます。そして(下の写真)奥の四角い升の中にビー玉を入れて、後ろからポンと押し出すと、コロコロとストローに当たりながら手前までに転がりつきます。

実はその転がる間に当たったストロー=アルファベットを発音していくというもの。例えば当たった順が「B・D・K・T」の4つだったら、「B・D・K・T」と発音。

すごくないですか?

これなら英語が嫌いな子どもたちでも、すらすらとアルファベットを発音と共に視覚動作の訓練もかねて暗記してしまうではないですか!!




 
コチラは年長になった男の子の作品です。
昨年よりも絵の具の使い方や色の組み合わせが豊かになりましたね!

ホットドックと水道の蛇口のセット。
つまり食べる前に手を洗えばコロナ対策は万全ということで・笑

色の組み合わせが美しいケーキです。
勿論それぞれに味の意味がありますよ!

唐揚げやシュークリーム、きゅうりなど。
PS: 私は帰りにシュークリームを買って食べました・笑

以前は数字にとても興味を覚えていましたが、
最近では英語のスペルも。特に小文字の「g」と「q」がお気に入りです!

 
私も今回は一緒に制作を楽しみました。
来月のアート基礎講座やオンライン広場で予定している
うごくおもちゃ第二弾「クランク」の試作品です。
二匹の魚のつもりがうさぎにも見えます。
海であれば箱に水色の画用紙を貼っても良し、
ウサギであれば黄緑色の画用紙で草原を表現しても良し!

参照ページ「NHK for school キミなら何つくる?」

 



次回のお知らせです。

コロナの影響で、各自治体の夏休みは8月頭からお盆または8月末と短くなっています。
そこで8月のアート広場は通常内容(フリースタイル)に加え、夏休みの宿題があれば一緒に見たいと思います。例えば、課題ポスター作りや書道も!

ブログ:昨年8月のアート広場より

第2回「みんなのアート広場」
日時:2020年8月2日(日)13:30~16:00
会場:本郷ふれあいセンター・会議室1
対象:子どもからシニアの方までどなたでも参加可
定員:17名
参加費:600円(付き添い・同伴者は無料)
備考:書道が必要な方は道具持参でお願いします。


皆さんのご参加、心よりお待ちしています!



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