アート思考

「アートってなんだか難しそう」

「アートってよくわからない」

職業柄、こんなコメントをいろいろな場所でよく聞きます。

自分の中でどうわかりやすく答えたらよいのか?いつも考えるのですが、もしかしたらその解が、私にとってアートコンパスの活動そのものなのかもしれません。

巷で「デザイン思考」や「アート思考」などよく耳にするようになりましたが、先ほど読み終えた「13歳からのアート思考/著・末永幸歩氏」は後者について、とてもわかりやすく20世紀美術の重要なポイントをつなぎ合わせて読者のマインドを広げさせてくれます。

もしかしたら我々日本人が思うアートとは、20世紀初頭の印象派までの「イリュージョン(キャンパスの中の世界に、すぅ~っと引き込まれる感覚)」で止まっているのなら、「なんだか難しそう」「よくわからない」といったその原因は、それ以降の20世紀美術の遍歴に隠されているのだと思います。

もしご興味のある方はお勧めの本です。ちなみに私が思うアート思考とは、その人のブレない軸、つまり興味関心をとことん探求し、表現し続けていくことです。
 



追記:
日本人にはやっぱり「近代」が肌に合わないんじゃないかな?と思っています。アートも然り。そのことに何か大きなヒントがあるような気がしています。





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