9月の個別アート支援を終えて



皆さんはこの夏いかがお過ごしだったでしょうか?

私は8月末までドタバタが続き、今週に入ってやっと猛暑日から開放され、少々の疲労感を覚えながらホッとしているところです・笑。

そんな心身の切り替わりの週末(9/2)に、筑西市に住むN子ちゃんの個別アート支援を行ってきました。

内容はと言うと、前回全ての昆虫コラージュ(スズメバチ・テントウムシ・クワガタ・ニクバエ・カマキリ・カナブン)が終わり、八つ切りサイズの画用紙に糊で貼り付け途中まで行い、その後自分一人で作業を続け、今回が額装と次回からの制作内容の話し合いがメインでした。

仕上がった作品を見たとき「何とも不思議な絵になったなぁ~」というのが私の第一印象です。

というのも画面下半分に4匹の昆虫が四方八方それぞれ別方向を向いて動き出していて、その4匹を見守るように体の大きなスズメバチとテントウムシが画面上で鎮座しているのです。

見る人によってはいろいろなストーリーをこの絵から感じることが出来ると思います。私には体の大きなスズメバチがお父さん、テントウムシがお母さんにその形状から見え、身体の小さな4匹の子ども達がそれぞれの我が道を歩み始めているようにも思えます。前回カナブンが主役と言っていたので、お父さんお母さん兄弟から一番離れたところへと旅立とうとしているようにも見えますね。

皆さんはこの絵からどのような物語を読み取ることが出来るでしょうか?

モチーフの配置一つで様々な物語を作り出すことが出来るコラージュ絵画は本当に面白いと思います。



額装を終えてからはお母さんと一緒に次回からの制作内容について話し合いを行ってきました。

N子ちゃんに合うスタイルとして、何か決まったものを制作していくよりも、自由気ままに筆を走らせる方向性と、お母さんがご自宅の一室でリトミック教室を開いていることから、その二つを掛け合わそうと!(ちなみに毎回そのお部屋でアート支援を行っています)

つまりリトミックのお部屋の壁に、それも床下から高さ30㎝程の壁にずら~っと、N子ちゃんの絵がこれから長い期間をかけて描いていくことに決定しました。それはまるで室内を囲む絵巻物のような!

壁にはすでにリトミック教室で使用している道具や絵や模様が一部飾られていて素敵なお部屋に変わっていたのですが、そこからさらに娘さんの絵が加わっていくという大プロジェクトです。

とっさのことだったので、取り急ぎ今後の制作工程を組み立てて、間に合わせの八つ切りの画用紙をつなぎ合わせて、試しに鉛筆で自由気ままに絵を描いていきました。

はじめのうちはN子ちゃんもなかなかエンジンがかからず、何を描こうか?迷っていたように見えましたが、しばらくすると黙々と鉛筆が進んでいきました。


私の方でも今後どのような描画材(アクリル絵具?ペンキ?)、制作工程(下絵は必要?それとも壁に直接描きこみ?)を取るべきか?あと壁絵の作品例など、もう少しリサーチしてからイメージを膨らませていきたいと思います。

ではまた!


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