4月の個別アート支援を終えて


今日は4月1日。いよいよ新年度が始まりますね!

青空のもと桜の花びらが舞い散り、菜の花の黄色が春の緑の中で輝き、下を向けば小さく可憐な野草の花々が優しく目に映る。

今回の個別アート支援はN子ちゃんと引き続きフロッタージュの素材を使って、昆虫群のコラージュ作品作りを行いました。

前回までで6匹中3匹の昆虫(スズメバチ、ニクバエ、カマキリ)の制作が終わり、残りの3匹の昆虫の大きさをどのくらいにしていけば良いか?つまり全体のバランスを考える段階に入ってきました。

そこで制作のはじめに四つ切サイズの画用紙の上に仮置きして、N子ちゃんとお母さんと3人で話を行っていきました。

もしかしたら余白が大分大きくなってしまうかな?と前回の終わりに少し不安を覚えたのですが、実際に置いてみるとそうでもなく、かえって3匹の昆虫から受ける色彩のハーモニーや形の細かさが美しく感じ、6匹の昆虫がちょうどバランスよく画面に収まりそうだと思いました。そして3匹しかいないのになにやら楽しそうな物語が画面から感じられます。


その後、N子ちゃんと話をしながら残りの昆虫(カナブン、テントウムシ、クワガタムシ)のどれを今日制作したいか確認したところ、テントウムシに決定しました!

お母さん曰く、家の周りの土手は菜の花の黄色で埋め尽くされていて、愛犬の散歩がてらN子ちゃんは菜の花にいるテントウムシを最近よく見ているとのこと。

ちなみにテントウムシは「天道虫」と漢字で書き、よく枝の先まで行くとそこから飛び立つ習性から「お天道様に向かって飛び立つ虫」と解釈され名付けられたそうです。とても詩的なネーミングで、その由来から日本人の自然に向き合う感性をとても感じますよね。


それからネットでテントウムシのお気に入り画像を探し、それを見ながらフロッタージュの素材をハサミでチョキチョキと切りながら理想のかたちを探していきました。(今日はいつになくとても夢中になって制作していた印象を受けました。)

その傍ら、私はお母さんとお仕事話(特に広報活動の話)に夢中になり、SNSや私が全く聞いたこともない最近のアプリなど、自身の活動にとても役立つ貴重な情報を教えていただきました。

アートコンパスのホームページが約8年前に出来て、そして広報活動の方法もマンネリ化してきた今日この頃、まさに目から鱗でした。とにかくやってみないと何事もわからない!トライ&エラーを繰り返しながら「攻め」の姿勢で今年の広報活動に取り組みたいと思います。

N子ちゃんのお母さん、本当にありがとうございます!


さて、制作の時間はあっという間で、テントウムシのコラージュパーツも切り終え、テントウムシに限って糊付けを行い、はじめに仮置きした3匹の昆虫の側に置いてみました。すると、

「おお~!」(三人の反応)

とてもいい感じです!

N子ちゃんは感覚的に美しく見える色彩の組み合わせを理解しているのだと思います。
例えば赤に対する緑色。今回のテントウムシでは青色に対するオレンジ色。。。

これは「補色」と呼ばれるお互いがお互いの色を引き立て合う関係にあります。

いよいよ完成が見えてきました!

最終的に画面の中で6匹の昆虫が一体どんなハーモニーを奏でてくれるのか?楽しみですね!



追伸:

今日N子ちゃんのお母さんと一日のルーティーンのお話(朝方がゴールデンタイム!)をしていたとき、実は私には一年のあるルーティーンがあるお話をさせていただきました。

それは毎年4月頭に石岡市にある常陸國總社宮(https://sosyagu.jp/top/)にお参りをするというものです。

そもそもの始まりは私が厄年の時に厄除けを兼ねて初めてその場所にお参りをした時がきっかけでした。

初めて訪れたときから、毎回ある同じ印象を受けます。

「この場所の風は、いつ来ても気持ちがいい。。。」

前厄、本厄、後厄・・・と、お参りを続けている内に、いつの間にか4月の恒例となっていました。

そして今年、4月1日に個別アート支援があるので、終わってから常陸國總社宮へ行ってお参りを行い、昨年購入したお守りを返納し、新しいお守りを購入して境内をぶらぶらして帰ろうと計画。

道中、桜が咲き誇る美しい春の景色を眺めながら!


昨年は「一年安鯛」という鯛の形をしたおみくじを購入。今年もあったので釣り竿で引いてみました。中身の詳細は秘密ですが、不思議と今の自分にピッタリな内容。

「波のおと 嵐のおともしずまりて 日かげのどけき 大海の原」

そしてやっぱり今日も気持ちの良い風をこの場所で感じることが出来ました。


おしまい


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