マーブリングの実験


先週末のアート広場でマーブリングの実験を行い、そのとき思うようにうまくいくことができませんでした。

そこで今週末は、その時の反省点を踏まえ、改めて実験を行ってみることにしました。

<道具>
白のバット、プラスチックコップ、竹串、スポイト、他
<材料>
アクリル絵の具、洗たく糊、コピー用紙、画用紙、和紙、他


●水と洗たく糊の混液(1:1)にアクリル絵の具

<準備1>
アクリル絵の具(赤色と黄色)を水でよ~く溶かし、色味は濃い目に設定しました。


<準備2>
次にフロート紙を作成。

作り方は簡単で、紙にクレヨンやろうそくで表面をこすり、1㎝角にカットしたものを数枚準備。

フロート紙の役目は、溶いた絵の具が底に沈むのを防ぎ、水面の上で広がりやすくするためのものだそうです。

方法は絵の具をスポイトで一滴、水面に浮かんだフロート紙の縁にゆっくりとたらすとのこと。



<実験開始>

洗たく糊と水を(1:1)で混ぜた液体を白のバットに注ぎ、フロート紙を数枚か浮かべた後、アクリル絵の具をスポイトでたらしていきました。

水面での広がりや表情は前回とさほど変わらず。

次に洗たく糊と水の比率を変えたり(洗たく糊少なめ、水多め)しながら実験を繰り返しました。結論から言うと、模様はできるにはできるのですが、ハッキリとした模様の定着が弱いかなぁ~と再認識。

また前回は和紙と画用紙を使用しましたが、今回はコピー用紙を使用。

定着の点から言えば、和紙>コピー用紙>画用紙 の順で良いかな。

但しコピー紙が和紙よりも水分を含んだ時の耐性があるので、和紙ほどすぐに破れる心配はありませんでした。




●百円ショップのマーブリング


たまたま百円ショップの画材コーナーにマーブリングを発見!(フロート紙付きで1個百円)

またこれを使用する場合は、洗たく糊は使わず、そのまま水の上にたらしてマーブリングができるとのこと。


実際にやってみると、やっとマーブリングらしい模様が水面に広がりました。
心の中で「これこれ!!」といった感じです。



竹串の先で水面をかくと、そのかいた流れに沿って色の模様が自由に形を変えていきました。またストローで息を吹きかけても簡単に変わります!

コチラは一回目のマーブリングを終えたところです。↑↑

水面にはまだほんのりとインクが残っています。(色のかたまりは底に沈んだもの)

もしリセットしたい場合は新聞紙などで取り除きますが、念のためもう一度やってみると色味は薄いですが、しっかりと紙面に模様がうつります。↓↓


色味が淡いのもまた美しかと。


今度の土曜日に開催予定のまるアート教室では、この体験だけでは時間が余ってしまうと予想されるので、出来たマーブリングを二次活用する内容を考えました。

候補としては二つ、「うちわ」と「お皿」づくり。

どちらもマーブリング紙をハサミでカットして、その表面に糊付けしていくというもの。
うちわにはコピー用紙、紙皿には和紙が「適」。

季節もそろそろ梅雨に入り、蒸し暑くなってきた今日この頃。
子ども達にはやっぱりうちわが喜ぶかな?

そこでこちらも百円ショップで売っている工作用の無地のうちわをマーブリングでアレンジしてみました。


うちわの形をした用紙(2枚付き)の裏面がシールになっているので、乾燥後、骨組みの表裏に貼り付けることが出来ます。

またその上にマーブリング紙を好きな形に切ってコラージュのように糊で貼ることも可能です。

当日は折り紙やカラーペンも持参する予定なので、乾燥後に自由に絵や文字を描いたり、折り紙で作った動物や花を貼り付けることも可能ですね~。




<結論>
今度のマーブリングは百円ショップのものでトライしたいと思います。マーブリングの安定感と材料費ギリギリで実施可能なことが決め手です。


●追伸

私が学生の頃、マーブリングを使った実験的な作品を制作したことがあります。

コチラの材料は、油絵具にテレピンという油絵用の溶き油で薄めて、それをそのまま水に垂らして制作したものです。

テーマは「再構築」。マーブリングを施した後、あえて任意の形にカットしてバラバラにし、再度組み立てるというものです。





コメント