追記:プロジェクト学習について


先日行われたメンバー会議では、活動報告案と新年度計画案をもとに協議し、いろいろな意見が出ました。

特に各メンバーから「こうしてみたい」「あ~してみたい」と意見が出て、結果的に「みんなのアートプロジェクト」が今年盛り上がりを見せる予感がしています。

時を同じくして、たまたま苫野一徳氏の著書『「学校」をつくり直す』を読んでいた時、「プロジェクト」に言及した箇所があったので目を引きました。

それは、これまで150年続いてきた同調の教育から自由の教育へ移行し、「個別・共同・プロジェクト学習」を提唱した上で、言及しています。
 

わたし自身は、「探求」という言葉を、「学び」それ自体として、つまり、そもそも学びとは「探求」にほかならない、という意味を込めて使っています。・・・

「プロジェクト」という言葉は、この「探求」を駆動するための方法概念です。・・・・

さらに付言すると、「プロジェクト」は次の三つの類型に大きく分けられるのではないかと思います。一つは「課題解決型プロジェクト」、二つは「知的発見型プロジェクト」、そして三つは「創造型プロジェクト」です。

 
個人的にこの最後の三つの類型が「すとん」と腑に落ちました。というのもメンバー会議でアートプロジェクトについていろいろな意見が出そろったとき、一見するとプロジェクト枠に収まりそうだけど、なんだかばらばらのような気がしていたからです。ですが、この三つの類型へ試しに分類してみると見事に収まります。勿論内容によっては二種類の型を複合しているものもありえます。

「課題解決型」ランタンアート
「知的発見型」縄文土器、
「創造型」秘密基地ピクニック、本気で砂遊び、みんなのアート展

そういうことか!と。

そしてこの三つの類型に、それはまさに団子三兄弟の串のように、「自分(たち)なりの問いを立て、自分(たち)なりの仕方で、自分(たち)なりの答えにたどり着く」が貫かれています。
 




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