第8回みんなのアート基礎講座を終えて
11月24日の午後、第8回みんなのアート基礎講座「好きを着る」を開催いたしました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
参加者の皆さんと↓
今回は、以下のような講座の流れでした。↓
I アイスブレイク『人間クリスマスツリー』
Ⅱ 『分析&ディスカッション』
Ⅲ 『装飾作品の制作』
Ⅳ 発表&ふりかえり
まずは、Ⅰ アイスブレイク『人間クリスマスツリー』から↓
ツリー役になってくれました
人間の体の各部位にクリスマス装飾を飾り付けていくとすると、
どのように飾ることができますか?
というお題で、みんなでアイデアを出し合いました。
はじめはさすがに遠慮がちだった飾りつけも、だんだんアイデアが拡散していい感じに。笑
最後には、体の各部位、全体に飾ることが出来ました。↓
今日のお題は「好きを着る」という装飾作品の制作なので、自分の体のどこに装飾をするか?の意識になればと思い企画しました。
次は、Ⅱ『分析&ディスカッション』をしました。
今度は、自分の「好き」を少し掘り下げてみようという試みです。
参加者の皆さんには、事前にお願いして、好きな画像の切り抜きを持ってきていただきました。
そして、その画像をご自身で自由にカテゴライズして、グループ分けしてもらいました。↓
その後、どんなグループ分けをしたか?を発表してもらいました。
次に、今度は参加者の皆さん同士で、他にどんなグループ分けができるか?
アイデアを出し合いました。
例えば、カラーとモノクロや、人工的なものと自然のもの、などなど、
多角的な視点の発言が飛び交いました。
自分では考えつかなかった視点に触れた時間だったのではないでしょうか。
そのアイデアを参考にしながら、改めてもう一度、ご自身のグループ分けを決めてもらいました。
他の参加者のアイデアを取り入れたり、自分で新たな発見をして分け方を変えたりなど、
ほとんどの方が、最初のグループ分けから変えていました。
自分の「好き」を少し掘り下げて見てもらったところで、
今度は、私の方から、歴史上の「装飾性の考え方」について、カードを使ってご紹介しました。
原始時代〜現代に至るまで、8つの「装飾性」を取り上げました。
その中で、繋がりがありそうだと思う「装飾性の考え方」のところに画像の切り抜きを置いていってもらいました。
並べたところで、皆さんに「気づいたこと」を発表してもらいました。
以下、参加者の方の発言です。↓
・「自分は、直線や機能的なものよりも、曲線や有機的な装飾に、比較的興味があるんだなと思った。」
・「ポストモダンは、見た目はわかりにくいけれどおしゃれで、普通のもの(装飾性が少ないもの)よりもすごいと思った。」
・「ジャポニズムは、意外と多いんだなと思った。」
・「いろんなデザインのものがあるけど、今あるデザインのものも、ここにあるいろんな要素が入っているなぁと思った。」
・「余白とか面白みをっていう考え方と、逆にシンプルに削ぎ落としていってという考え方とで、いろんな考え方があって面白いと思った。」
・「自分が持ってきたものは、いろんなものが盛り盛り入っているものと、そうでないものと両方あって、これが好きっていうのが定まっているわけでもないんだなと思った。」
などがありました。
自分の「好き」を歴史とも照らし合わせて知ってもらった上で、
Ⅲ 『装飾作品の制作』に入りました。
Ⅳ 発表&ふりかえり
作品名:「アルミのよろい」
自分が思う「カッコイイ」を表したかったと言っていました。
アルミホイルを使ったことが上手くいき、自分も納得できる「カッコイイ」が表せたそうです。本当にカッコイイ!
作品名:「未来系サメドラゴン」
古生物のサメやドラゴンが元になっていました。
お面の内側には、輪ゴムをあごに引っ掛ける細工をしていて、
あごを動かすと口が開く仕様を考えて作っていました。残念ながら、まだ手動で口が開くとこまでの仕上がりみたいですが、時間をかけて試行錯誤していました。
作品名:「バスキア」
好きな作家バスキアの色や絵柄を取り入れたり、
山の稜線を取り入れたりしたそうです。
許されるのであれば、裸で着たいそうです。笑
アフリカンキルトの柄や色を取り入れた、
ウッドビーズに毛糸を貼り付けたブローチと、
紙とボンドで貼り合わせたブローチを作っていました。
複数使いが可愛いブローチで、その日の気分に合わせて選べるぐらい
沢山あったら楽しそうです♪
今回、自分があえて一番やらなそうな装飾(耳飾り)にチャレンジしたそうです。
葛飾北斎の浮世絵の波の形や体の曲線などの有機的なラインを取り入れたデザイン。
アルミホイルを使うことで、頭骨のラインにもぴったり合う、絶妙な丸みを維持できるという発見もあったとのこと。
それぞれ「好きを着る」装飾作品が出来上がりました♪
どれも素敵です〜。
今回、私自身の試作品を忘れてしまったのですが、
試作品を作った時から、私は良いことが続いたので、
きっと「好きを着る」と運気が上がると思います♪(感想)
皆さまにも良いことが訪れますように。
ご参加ありがとうございました!
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