第9回 みんなのアート基礎講座を終えて
本日の午後は、今年最後の「みんなのアート基礎講座」を開催しました。
その内容は、先日開催されたランタンアートに続き、年末のこの時期にふさわしい木版画(or モノプリント)による年賀状づくりを行いました。
参加者の皆さん、師走のお忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。
参加してくれた子供達は、昨日や今日が終業式だったこともあり、制作後はとても疲れている様子でした。先ずはゆっくり体を休めて来週のクリスマスを是非楽しんでください!
ここ数年の間で、年賀状の習慣と存続が危ぶまれているようですが、アートコンパスはしつこいぐらい手づくりの年賀状にこだわっていきたいと思っています。
皆さんは手づくりの年賀状がお正月に届いた時、何だか嬉しい気持ちになりませんか?
個人的に小学生のころ、その思い出が強烈に今でも残っています。何枚も手づくりの年賀状を作って友人達に送り、友人たちもまた手づくりで。それは私にとってアートの原風景の一部であり、今なお大切な思い出の一つです。
木版画とは別に、今年も小学生低学年以下の子供達の為にモノプリントを用意しました。
結果的には、参加者6人中4名がモノプリントで年賀状づくり?
何と言っても彫刻刀を使わず手軽に作品を制作できるので、未就学児童や低学年の児童にはもってこいの版画技法だと思います。
ハガキサイズのプラスチック版にローラーでインクを全体にムラなくつけてから、割り箸や爪楊枝など先が尖ったものを鉛筆代わりに直接絵を描いていきます。そして描き終わった後、用紙を版に重ね合わせ、摺りを行い転写して完成です。
もちろん版画の特性として絵柄が反転します。
但し木版画とは異なり、描いた絵柄はその一回限りとなり、二枚目を制作する場合は、また最初から描きなおさなければなりません。
実はモノプリントは「モノタイプ」とも呼ばれ、その「モノ」はギリシャ語の「MONOS(モノス)=ただ一つの」が由来だそうです。
版から一枚のイメージしか得られないことから、その名がつけられているんですね。
今日のみんなのアート基礎講座をもちまして、2018年度の活動は終了となります。
この一年間、アートコンパスの活動に参加してくださった全ての方々に、この場を借りまして改めて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
少しだけ振り返ると、今年は新たなメンバーにゆーき先生が加わっていただき、デザイン基礎講座を担当していただきました。そして基礎講座とは別にみんなのアート広場やNPO法人まるでの発達障害の子供達のためのアート教室の始動など、新たな取組みも行ってきました。
決してすべてがうまくいったわけではありません。毎回が手探りででしたが、鶴丸さんをはじめ、初年度からお世話になっているリピーターの方々や今年度からの新たな参加者の皆さんには本当に助けていただいた一年でした。
何よりもとても楽しい一年を過ごすことができ、この一年間たくさんのことを学ばせていただきました。
そして来年度に向けてまた新たにアートを学びながら、地域の皆さんと一緒に私たちの日常を楽しく、嬉しく、美しく、豊にしていきたいと思います。
そのため、2019年1~3月の三ヶ月間はお休みの期間とし、その間、この一年間の振り返りと来年度の計画を立てさせていただきたいと思います。
2019年4月、4年目のアートコンパスが始まります。
その時にまたお会いできることを楽しみにしています。
それでは皆さん、良いお年を!!!
その内容は、先日開催されたランタンアートに続き、年末のこの時期にふさわしい木版画(or モノプリント)による年賀状づくりを行いました。
参加者の皆さん、師走のお忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。
参加してくれた子供達は、昨日や今日が終業式だったこともあり、制作後はとても疲れている様子でした。先ずはゆっくり体を休めて来週のクリスマスを是非楽しんでください!
ここ数年の間で、年賀状の習慣と存続が危ぶまれているようですが、アートコンパスはしつこいぐらい手づくりの年賀状にこだわっていきたいと思っています。
皆さんは手づくりの年賀状がお正月に届いた時、何だか嬉しい気持ちになりませんか?
個人的に小学生のころ、その思い出が強烈に今でも残っています。何枚も手づくりの年賀状を作って友人達に送り、友人たちもまた手づくりで。それは私にとってアートの原風景の一部であり、今なお大切な思い出の一つです。
2019年の干支、いのししが力強く表現された作品です!
モノプリント
木版画とは別に、今年も小学生低学年以下の子供達の為にモノプリントを用意しました。
結果的には、参加者6人中4名がモノプリントで年賀状づくり?
何と言っても彫刻刀を使わず手軽に作品を制作できるので、未就学児童や低学年の児童にはもってこいの版画技法だと思います。
ハガキサイズのプラスチック版にローラーでインクを全体にムラなくつけてから、割り箸や爪楊枝など先が尖ったものを鉛筆代わりに直接絵を描いていきます。そして描き終わった後、用紙を版に重ね合わせ、摺りを行い転写して完成です。
もちろん版画の特性として絵柄が反転します。
但し木版画とは異なり、描いた絵柄はその一回限りとなり、二枚目を制作する場合は、また最初から描きなおさなければなりません。
実はモノプリントは「モノタイプ」とも呼ばれ、その「モノ」はギリシャ語の「MONOS(モノス)=ただ一つの」が由来だそうです。
版から一枚のイメージしか得られないことから、その名がつけられているんですね。
試し摺りの様子
小学2年生の男の子
生まれて初めての版画体験でした!
参加者の皆さんには年賀状3枚、
練習用のハガキサイズの画用紙7枚の
計10枚を制作。
版画の面白いところは、
インクのつき具合や馬簾の摺り具合などで
その表情が一枚一枚異なってきます。
その偶然性がまた版画の魅力ですよね!
コチラはお母さんの作品です。
お魚が大好きなおじいちゃんへ送る年賀状だそうです。
制作枚数を重ねるごとに、モノプリントの技術がどんどん発展していっています!
カレイとヒラメ、版画は反転するので、
カレイはヒラメに、ヒラメはカレイになってしまう?
版画は絵柄だけでなく、文字も反転してしまいます。
そのことにも注意して計算された作品に仕上がりましたね!
私もモノプリントにはまってしまい、
爪楊枝や松ぼっくりなど様々な素材を鉛筆代わりに
「花」をモチーフに楽しく描いていきました。
(作品販売してお小遣い稼ごうかな?)
木版画
木版画は、「①下書き ②彫り ③摺り」の3つの工程があります。
ハガキサイズの版木に先ずは下絵を描いているところです。
かわいいいのししの赤ちゃんです。
足跡とみかんが地面に描かれています。
とてもクールないのししです。
足跡もポイントですね~。
モノプリントと同様にローラーでインクを
版木にムラなくつけていきます。
インクの量、摺りの力加減で本当に作品の仕上がりに影響してきます。
また表面のかすんだ感じが、
いのししの毛並みを表現していますよね。
今年も三世代のご家族でご参加頂き、ありがとうございました。
左はお母さん、右はおばあちゃんの作品です。
今年最後に
今日のみんなのアート基礎講座をもちまして、2018年度の活動は終了となります。
この一年間、アートコンパスの活動に参加してくださった全ての方々に、この場を借りまして改めて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
少しだけ振り返ると、今年は新たなメンバーにゆーき先生が加わっていただき、デザイン基礎講座を担当していただきました。そして基礎講座とは別にみんなのアート広場やNPO法人まるでの発達障害の子供達のためのアート教室の始動など、新たな取組みも行ってきました。
決してすべてがうまくいったわけではありません。毎回が手探りででしたが、鶴丸さんをはじめ、初年度からお世話になっているリピーターの方々や今年度からの新たな参加者の皆さんには本当に助けていただいた一年でした。
何よりもとても楽しい一年を過ごすことができ、この一年間たくさんのことを学ばせていただきました。
そして来年度に向けてまた新たにアートを学びながら、地域の皆さんと一緒に私たちの日常を楽しく、嬉しく、美しく、豊にしていきたいと思います。
そのため、2019年1~3月の三ヶ月間はお休みの期間とし、その間、この一年間の振り返りと来年度の計画を立てさせていただきたいと思います。
2019年4月、4年目のアートコンパスが始まります。
その時にまたお会いできることを楽しみにしています。
それでは皆さん、良いお年を!!!
アートコンパス
中村 玄也
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