第7回「みんなのアート基礎講座」を終えて

本日、阿見町にある本郷ふれあいセンター・アトリエで、第7回「みんなのアート基礎講座」を開催しました!

参加者の皆さん、阿見町までご足労頂き、ありがとうございました。

「粘土でパン祭り」はいかがだったでしょうか?

お約束のかじりつきです!


今回は先ず初めにレクチャーで、従来の「彫刻」概念にとどまらず、現代の様々な表現を含む「立体アート」まで、画像を通して広く俯瞰してから、「観察」・「対話」・「表現」の3つをキーワードに、紙粘土を使って、自分の好きなパンを表現していただきました。

プロジェクターで今回の概要を説明中
もう少し子どもたちとの会話術を磨かなくては!と反省しつつ。

個人的には、アンケートの要望でも多かった粘土による立体作品の制作を基礎講座に今回取り入れて良かったなぁ~と実感しつつ、改めて子どもたちの発想の豊かさに感心させられた一日でした。

もちろん講座内容の達成目標として、持参していただいたパンをじっくりと観察して、素材の紙粘土と対話して、そこから自分の手や道具を使ってパンを表現することも重要なのですが、基本的にはあまりこのラインに縛られすぎず、参加してくれた子どもたちや大人たち一人ひとりの発想や想像力を尊重しつつ自由に制作するとが大事だと思いました。



例えば今回のおもしろいアイデアとして、「カラフルドーナッツ」や「電車パン」、または「ゲームの中のパン」を想定したりと、おもしろいアイデアが生まれていました。



また制作の面では、あらかじめ分解したパーツを計画的につくってから最後に組み合わせたり、着彩の際には、水彩絵具の特性を生かして、一度絵具をつけた箇所を後から水だけでにじみぼかしたり、などなど。

来年度も是非、紙粘土を使って、また新たなカリキュラムのもと、次の発展に生かしていきたいと思います。

計画的に各パーツを始めに作成し、後から組み立てています。
また着彩でもモチーフの特徴をよく捉えながら表現されています。

左からソーセージパン、塩パン、カラフルドーナッツ!
 
参加者のお子さんが名づけ親、「ソーダーパン」

今にもバターがとろけ落ちそうなトースト!

ドーナツの上に降りかかっている砂糖
ラップに包むと本物と見間違います。

肌触りが本物そっくりに表現されたカレーパン
 
兄弟で参加してくれてありがとう!

一見すると給食の風景・・・ではありません(笑)


リラッくま・・・パン?

やっぱりパンには飲み物が付きものだぜ~!
 


さて、次回のお知らせです。

秋といえば、芸術の秋がやってきます!

第8回 みんなのアート基礎講座
「仮称:芸術の起源を巡る旅に出よう!」
日時:2017年10月29日(日)13:30~16:00
会場:県南生涯学習センター・創作室

私たち人間の芸術の起源といわれるラスコー(フランス)やアルタミラ(スペイン)の洞窟壁画を学び、自分の好きな動物を線刻で描いて、芸術の起源を追体験していきます。

詳しい内容につきましては、ホームページ・ブログ・Facebook等で追ってご連絡いたします。

上写真:ラスコー洞窟壁画の一部


尚、参加者の募集は10月1日(日)より受付開始いたします。

それではまた!


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