こんな授業を受けてみたい!(ラウンドテーブル2)

一昨日に続き、本日も東京藝術大学美術学部主催「こんな授業を受けてみたい!」のラウンドテーブル2に行ってきました!



正直、まだ興奮冷めやらずというやつです。今なんだか久しぶりに大学生の頃に戻った気分とわくわくした高揚感に満ちています!

今回の登壇者のいろいろなお話をメモしてきましたが、まだ頭の中でスッキリと整理が出来ていません。が、悶々とした気持ちを落ち着かせる意味でも私なりに無理くり整理していきながら、このブログでざっくりと皆さんにお伝えしたいと思います。

 

今回のお話のテーマは、


「いま、図工・美術でなにが学べるか?~美術教育への期待~」


「課題として抱えている事は何か?」から話の本題がスタートしていきましたが、はじめに大まかな構成を先に言うと、

造形・図工・美術・芸術・アートとは、他のあらゆる学問にも共通して今の時代、これからの時代に求められている「創造性」という点で特質した学問であり、また他教科とのつながりを通して互いの創造性を豊かにしてくれる可能性があるということ、またそれだけにとどまらず、学校外との、地域社会との連携・協同という横断を通して、造形面だけではなく積極的な社会との関わりを通して美術教育の資質が今後問われてくるということ。

が、前提(またはビジョンとして)にあってのラウンドテーブル1&2の開催と見ることが出来ました。(残念ながらシンポジウムは台風のため中止)

そしてこの前提に対して、現在のところ公教育の現場ではどんな課題を抱えているのか?


例えば、教員の資質であったり、子ども達とのコミュニケーションやアプローチの問題、また本来美術はあらゆる学問を(創造性において)拓くことが出来る強いエネルギーをもつ学問である、にも関わらず何事においても区分・線引きをしてしまう現状。。。

そもそものところ核となるその「創造性」が断片的に語られており、その本質を深く掘り下げていない。なぜなら、アウトプットとしての作品から授業を組み立てる仕組み、作品ありきの美術教育が大半であり、そこに到達するまでのプロセスの大切さが語られておらず、一人ひとりの行為を認めてあげる、思いを感じ取る姿勢が抜け落ちている。(このことは美大の入試試験にも該当しますね)

そのためにも(何度も言いますが)学校内の縦割り教育に対して、その領域を超えた横断の試みを実践していく必要があるということ。

なぜなら本来、私たちの日常は様々なものが連続・連鎖しているものであり、この領域の横断を通して、広い視点の中から美術教育を捉えなおすことが出来る。

つまり、美術教育への期待とは、公教育の現場から他のあらゆる学問、学校から地域社会へ横断するプロセスを通して、その「関係性」と互いの「創造性」が豊かに育まれ、美術の価値を強く世の中へ訴えていける!というもの。

とまぁ~私なりに要約すると、こんな感じだと思います。

他にもSTEAM教育やドイツとイタリアの教育(モンテッソーリとムナーリをつなぐ試み)など話に上がりましたが、ここでは割愛させていただきます。

東京大学芸術創造連携研究機構(リンク)
https://www.art.c.u-tokyo.ac.jp/about/

登壇者の一人から最後の方で発せられた言葉で、



「寛容性がない社会では、創造性は育たない。」

 

この言葉が強い意味を持ってくるのかな?と思いました。


話をアートコンパスの方に戻すと、

私の視点は公教育の外から地域の人々を対象にアートの素晴らしさ・楽しさを伝えていくことだと思っています。正直、「公」という名のしばりをあまり感じていないので(というよりも公教育における自由と自律の価値を育むことの難しさがあるため)直感的に面白そう!という内容に対してどんどん積極的に実践と実証を参加者の皆さんと一緒に繰り返していきたいのが本音です。

具体的なところで言えば、みんなのアート工房やアートプロジェクトの「つながり(横断)」を強く意識したコミュニティプログラムで、また地域の課題解決につながる収益事業を通して、今後もっともっと充実していきたいと考えています。

その中で他者への寛容性は必要です。なぜなら時代は多文化主義に突入し、真の民主化に向かって一人ひとりの学ぶ力をつけつつ、互いの自由を承認する感度を高めなければならないからだと思います。

今後、この2日間にわたるお話のポイントを自身の活動に反映させつつ、来年2~3月頃までに次なる5カ年計画(2020~2024)の完成を目標に、順次その計画案のパーツを皆さんにお伝えし(可能であればフィードバックを頂き)組み合わせていきながらまい進していこうと思います。


最後に、「美術と教育 全国リサーチプロジェクト」の関係者の皆さんにお礼を申し上げます。素晴らしい時間をありがとうございました。来年度もまた参加します!


それではまた!





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