ランタンアート2018を終えて(前編)
12月15日・16日の2日間にかけて、つくばセンター地区でランタンアート2018が開催されました。
私たちアートコンパスも参加有志者を募り、参加者の皆さんと一緒にランタンツリーを制作し、つくばセンター広場の噴水前にて作品展示を行いました。
参加者の皆さん、主催者のつくばセンター地区活性化協議会の皆さん、そして来場者の皆さん、この度は多大なご協力をいただき、本当にありがとうございました。
今年はこのランタンアートに参加してくださった参加者数、それにともなう作品数、設置場所など昨年度とは大きく異なり、また当日の新たな発見や体験できたこと、反省することなど多くのことをこの貴重な機会を通して学ぶことができました。
皆さんはいかがだったでしょうか?
ここではこの二日間を振り返り、参加者の皆さんへ活動報告としてお伝えできればと思います。
このランタンアートは今年で10周年を迎えたそうです。アートコンパスは昨年から参加しはじめ今年で2回目ですが、地元民でありながら全く知らなかったアートイベントでした。
主催者のつくばセンター地区活性化協議会は、つくば駅周辺エリアを美しく、安全で、賑わいのある「つくばの玄関口」にするための地域活動団体であり、その事業は、①地域活性化事業(楽しい街づくり)と②環境整備事業(美しく安全な街づくり)があります。
このランタンアートは①の地域活性化事業に属し、実は私たちもこのランタンアートに参加することによって美しい街づくりに貢献していたわけです。また私が高校時代、この界隈には大変にお世話になっていたので個人的にご縁を感じています。
この「街づくり」以外にも、市民参加型アートイベントの魅力や参加意義があると感じています。
それは参加を通しての「プロセス」にです。
ランタンアートに参加する意志を表明してから、企画(何を制作するのか?)→制作(ワークショップ)→設置(共同作業)→作品鑑賞→振り返り(クリスマスの日に作品とともに思い出を振り返る)と、一連のプロセスを体験できることが醍醐味であり、大人は勿論、小さい子供達も加わってそのPDCAサイクルを学び、楽しみ、様々な人たちと関わりながら共同作業ができることに大きな意味があると思っています。
今のところ、企画の部分はアートコンパスが担っていますが、将来的には参加者の意見やアイデアを取り入れながらランタンの造形作品に反映し、参加者一人ひとりがより主役となるアートプロジェクトにすることができたらなぁ~と思っています。つまり「みんなのアートプロジェクト」にです。
ランタンツリーの点灯時まで、比較的スムーズにことが運んでいたと思います。それはひとえに参加者の皆さんの協力とチームワーク、そして昨年度の経験も大きかったと思います。
昨年は点灯直後に「なにやら焦げ臭いぞ?」と思ったら、ろうそくの炎の先がツリーの頂点を燃やしていたり、風の影響でツリーが横に振られパタパタ動いたりと、本当にドタバタでした。
今年はそうならないよう入念に準備し、参加者の皆さんとの記念撮影やご挨拶が終わり、ほっとしたところでアクシデントが起こりました。
それは一瞬の出来事でした。
小さいお子さんが作品と作品の間をさぁーっと通り抜けたのです。その足が作品の角に当たり、横向きになった瞬間、ろうそくの炎が和紙の部分を燃やしてしまいました。
急いで火を消しましたが、三角面の一面に穴が開いてしまいました。
これにはいろいろな原因・理由が考えられます。
今年の一般展示作品は私たちを含めどうやら3作品が出品され、その敷地が広く、周りの出品作品との兼ね合いを考慮し、2m×2mの基準設置範囲より少し広く利用したこと。
そして、ちょうど作品の間が小さいお子さんが通り抜けられそうな広さになり、子供の遊び心をくすぐったのかもしれません。
また今年の設置場所が階段下のセンター広場への動線上にあり、上から下へ、下から上へと昨年とは比べものにならないくらい鑑賞者の流動数が多かったこと。
加えて、後で気がついたのですが、今年のランタンアートのプログラムの中で「インスタグラムに投稿するイベント」も同時開催されており、鑑賞者が作品に近づき競って写真を取っていたことなどなど。
結果、私が現場に待機していたにもかかわらず、3作品が燃えてしまうこととなりました。本当に申し訳ない気持ちと、何が起こるかわからない屋外展示の難しさを改めて痛感しました。
その夜、各参加者へお詫びと作品修理の連絡をさせて頂き、ある参加者の方からこのようなメッセージをいただきました。
「芸術は爆発なので、燃えて当然です。全然気にしていないです。」
正直この言葉に救われました。それと同時に明日二日目の対策を早急に考えなければなりません。
こうしてあっという間に一日目が終了しました。
私たちアートコンパスも参加有志者を募り、参加者の皆さんと一緒にランタンツリーを制作し、つくばセンター広場の噴水前にて作品展示を行いました。
一日目:点灯式後に、参加者の皆さんと一緒に!
参加者の皆さん、主催者のつくばセンター地区活性化協議会の皆さん、そして来場者の皆さん、この度は多大なご協力をいただき、本当にありがとうございました。
今年はこのランタンアートに参加してくださった参加者数、それにともなう作品数、設置場所など昨年度とは大きく異なり、また当日の新たな発見や体験できたこと、反省することなど多くのことをこの貴重な機会を通して学ぶことができました。
皆さんはいかがだったでしょうか?
ここではこの二日間を振り返り、参加者の皆さんへ活動報告としてお伝えできればと思います。
「25本のランタンツリー」
1.市民参加型アートイベントへの参加意義
このランタンアートは今年で10周年を迎えたそうです。アートコンパスは昨年から参加しはじめ今年で2回目ですが、地元民でありながら全く知らなかったアートイベントでした。
主催者のつくばセンター地区活性化協議会は、つくば駅周辺エリアを美しく、安全で、賑わいのある「つくばの玄関口」にするための地域活動団体であり、その事業は、①地域活性化事業(楽しい街づくり)と②環境整備事業(美しく安全な街づくり)があります。
点灯式にて、事務局長からのご挨拶
このランタンアートは①の地域活性化事業に属し、実は私たちもこのランタンアートに参加することによって美しい街づくりに貢献していたわけです。また私が高校時代、この界隈には大変にお世話になっていたので個人的にご縁を感じています。
この「街づくり」以外にも、市民参加型アートイベントの魅力や参加意義があると感じています。
それは参加を通しての「プロセス」にです。
ランタンアートに参加する意志を表明してから、企画(何を制作するのか?)→制作(ワークショップ)→設置(共同作業)→作品鑑賞→振り返り(クリスマスの日に作品とともに思い出を振り返る)と、一連のプロセスを体験できることが醍醐味であり、大人は勿論、小さい子供達も加わってそのPDCAサイクルを学び、楽しみ、様々な人たちと関わりながら共同作業ができることに大きな意味があると思っています。
イベント当日は点灯式一時間前に集合し
子どもから大人まで手分けして
作品の設置作業を一緒に行いました。
点灯時の様子
今のところ、企画の部分はアートコンパスが担っていますが、将来的には参加者の意見やアイデアを取り入れながらランタンの造形作品に反映し、参加者一人ひとりがより主役となるアートプロジェクトにすることができたらなぁ~と思っています。つまり「みんなのアートプロジェクト」にです。
2.アクシデントと今年の問題点
ランタンツリーの点灯時まで、比較的スムーズにことが運んでいたと思います。それはひとえに参加者の皆さんの協力とチームワーク、そして昨年度の経験も大きかったと思います。
昨年は点灯直後に「なにやら焦げ臭いぞ?」と思ったら、ろうそくの炎の先がツリーの頂点を燃やしていたり、風の影響でツリーが横に振られパタパタ動いたりと、本当にドタバタでした。
今年はそうならないよう入念に準備し、参加者の皆さんとの記念撮影やご挨拶が終わり、ほっとしたところでアクシデントが起こりました。
それは一瞬の出来事でした。
小さいお子さんが作品と作品の間をさぁーっと通り抜けたのです。その足が作品の角に当たり、横向きになった瞬間、ろうそくの炎が和紙の部分を燃やしてしまいました。
急いで火を消しましたが、三角面の一面に穴が開いてしまいました。
これにはいろいろな原因・理由が考えられます。
今年の一般展示作品は私たちを含めどうやら3作品が出品され、その敷地が広く、周りの出品作品との兼ね合いを考慮し、2m×2mの基準設置範囲より少し広く利用したこと。
そして、ちょうど作品の間が小さいお子さんが通り抜けられそうな広さになり、子供の遊び心をくすぐったのかもしれません。
また今年の設置場所が階段下のセンター広場への動線上にあり、上から下へ、下から上へと昨年とは比べものにならないくらい鑑賞者の流動数が多かったこと。
加えて、後で気がついたのですが、今年のランタンアートのプログラムの中で「インスタグラムに投稿するイベント」も同時開催されており、鑑賞者が作品に近づき競って写真を取っていたことなどなど。
結果、私が現場に待機していたにもかかわらず、3作品が燃えてしまうこととなりました。本当に申し訳ない気持ちと、何が起こるかわからない屋外展示の難しさを改めて痛感しました。
その夜、各参加者へお詫びと作品修理の連絡をさせて頂き、ある参加者の方からこのようなメッセージをいただきました。
「芸術は爆発なので、燃えて当然です。全然気にしていないです。」
正直この言葉に救われました。それと同時に明日二日目の対策を早急に考えなければなりません。
こうしてあっという間に一日目が終了しました。
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