9月の個別アート支援を終えて
皆さんは今年の夏休み、いかがだったでしょうか?
7月から8月にかけての酷暑の時は「この夏一体どうなるの?」と心配していましたが、お盆を過ぎてからは気温も大分落ち着き、その後は本当にあっという間に過ぎ、気が付けばもう9月「長月」です。夜には鈴虫の音が心地よく感じますね。
今日の午前中は筑西市のN子ちゃんの個別アート支援でした。
これまでコラージュを続けて行ってきましたが、最近お母さんからN子ちゃんのスケッチブックで行っているコラージュ作品や鉛筆によるドローイングの連絡を写真で頂き、その成長が目まぐるしく、少し寄り道するのもいいかな?と思い、今回は「描くことって何だろう?」をテーマに様々なドローイングの実験に挑戦してみました。
その目的としては、
・一般的な描画材(鉛筆や水彩絵の具)の道具だけでなく、身近な素材(ストローや割り箸や綿棒など)も使いながら表現の幅を広げてみること。
・一つの素材でどれだけ表現の幅を広げられるか。
・さらに言えば、その発見した表現の中から、自分のお気に入りを見つけ、今後の制作に展開していけるか、または描く対象やイメージによって使い分けていけるかどうか。
結果、目標の30個以上の表現を見つけることが出来、N子ちゃんもお母さんにも大好評なドローイング学習ができたのではないかと思います!
この夏は動物図鑑を見ながらお母さんと一緒にドローイングすることに熱中していたとか。
各動物の特徴をよ~く観察して描かれていますね!
はじめに私の方で用意した世界のアーティスト:
様々な表現方法・描き方の資料を一緒に見ていきました。
描く素材としては、クレヨンや絵の具だけでなく、植物の花粉や光、火薬などなど。
また描く道具は筆だけでなく、手や足など直接身体を使って表現していたりと、
世界の表現は本当に広いです。
それからN子ちゃんとお母さんの前で私が簡単な実演。
私が好きな素材のアルミホイルやビー玉を使って、水彩絵の具で描いていきました。
それからはあっという間です。
用意した様々な素材から好きなものを選び、ひらめきに任せて、
どんどん自由に表現していきます。
円柱型やさいころ型の木材、ビーズ、バネなどをハンコにしたり、
ストローで息を吹きかけて絵の具を伸ばしたり。
一方お母さんは、輪ゴムやビー玉だけでいくつもの表現を見つけてみたりと、
まさに輪ゴムアートです・笑
白のバットに用紙を寝かせて、その上に絵の具をつけたビー玉を転がしたり、
上下にゆすって跡をつけてみたり。
用紙を取った痕跡も美しいですよね!
あれ?N子ちゃんがいない?と思ったら、隣の部屋からなんと空のスプレーを持ってきました。
そして水で溶いた絵の具を入れ「シュッ、シュッ」と吹きかけた後、
別な色に変えてまた吹きかけていきます。面白いですよね~
出来たものは新聞紙の上に並べていきます。
こうやってみると、たくさんの抽象絵画が並んでいるようです。
額縁に入れて室内に飾ってみるのも大いにありだと思います。
終了の時間が来てもN子ちゃんのアイデアと手は止まりません。
バットの中に残った絵の具に、今度は用紙をハンコのように押していき
絵の具の模様がうつっていきます。
次回のアート支援はコラージュ?それとも今回の内容を展開していくのか?
まだ検討中ですが、N子ちゃんがやってみたいことを積極的に取り入れながら
組み立てていきたいと思います。
おしまい
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