シンポジウムに参加して
本日の午後「第1回 福祉とアートのオンラインシンポジウム」に参加してきました。
このシンポジウムの概要を簡単にお話しすると、
主催者の
南東北・北関東広域支援センター(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)
いばふく(いばらき中央福祉専門学校)
ROKUROKURIN合同会社
が、厚生労働省 障害者芸術文化活動普及支援事業の一環として実施。
内容は、登壇者:県内福祉施設3名のお話を聞き、最後にクロストークや質疑応答の2時間半。
ちなみに「障害者芸術文化活動普及支援事業」とは、
障害のある人が芸術文化を享受し、多様な芸術文化活動を行うことができるように、地域における支援体制を全国に展開し、障害のある人の芸術文化活動の振興を図るとともに、自立と社会参加を促進することをねらいとした事業
とあります。
そしてゴールとして県内の支援体制「いばらき障害者芸術文化活動支援センター」の設立を目指し、その機能は大きく6つ:「相談支援」「人材育成」「ネットワーク」「発表機会」「情報発信」とのこと。
◎IBAFUKU
https://www.ibafuku.com/2021-8
◎いばらき障害者芸術文化活動支援センター・準備室
このブログでは上記事業やシンポジウムの詳細については省かせていただき、登壇された三者のお話から共通した個人的な感想について述べさせていただきたいと思います。
久しぶりにアートのお話に引き込まれ、あっという間の2時間半でした。
障害者とアートの関係性やその歴史については、ざっくりとではありますが、以前少しだけ勉強したことがありました。ただ批判的な意見を言わせていただくと、障害者施設などで行われているアート制作や作品販売などについて、その施設の管理者側の「色」や「方針」が強く感じられることが度々ありました。昔で言うところのトップダウン型の教育と同じような印象。
しかし、今回登壇された三者それぞれの取り組みは、障害者ファーストで、一人ひとりの特性や個性(物語)を尊重し、かつ身の回りの環境を余すことなく生かしながら最大限に多様な表現かつ活動されている印象を強く受けました。つまり、障害者目線を大切にしながら、管理者側が日々の様々な気づきを通して自由な場を寛容に提供していると。
このことは障害者とアートの関係性に限らず、人と人との関係づくり、小中学校における公教育や、アートコンパスにおける美術教育を通してのコミュニティづくりにおいても、とても重要な意味を含んでいると感じ、お話を聞いていてとても嬉しくなってきました。それも身近な地元茨城県で実践されていることに!
アートコンパスでもこのような意識を持ち続けたいと改めて思うと同時に、十数年前とは時代が大きく変わり、どの分野でも本質(人と人との関係性)は大切に共有されながら、より良い社会へと変化してきているんだなぁ~と感慨深いものがありました。
しかし、なぜ今までこんなに素晴らしい情報が発信されていなかったんだろう?とも感じました。それとも、発信されていたけれど私があまり周りを見ていなかったのかな?
兎にも角にも、
もしご興味のある方は以下にURLを添付しておきます。
良かったらチェックしてみてください。
ではまた!
【リンク】
◎袋田病院
https://www.fukuroda-hp.jp/atelierhoros/
◎社会福祉法人ユーアイ村
ユーアイファクトリー
https://you-i-mura.com/disabilities/factory/
ユーアイデザイン
◎NPO法人自然生クラブ
https://jinenjophotoalbum.wixsite.com/jinenjo-club
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