5月のまるアート教室を終えて

<小学1年生の男の子>
お母さんと一緒に参加。
紙粘土でペンギンの特徴である口ばしや両手を作っていきましたね。
着彩の時も楽しそうに様々な色を重ね、深い色味を表現しています。
最後に作品を持ち帰る段ボール箱の内側に
カラーペンで風景を描き入れジオラマのように表現していきました。

ゴールデンウィーク明けの週末、5月のまるアート教室を開催しました。

ご存じのように、新型コロナウィルス感染症の第4波がまだ落ち着きを見せておりませんが、感染対策をしっかりと行ったうえで、子どもたち、保護者の皆さん、そしてまるスタッフの皆さんと一緒にアートの時間を楽しく過ごすことが出来ました。今日は一日本当にお疲れ様でした!

今回はベーシックとアドバンストコースそれぞれ共通して「立体作品」を制作していきました。それでは各コースを振り返ってみます。

 

●ベーシックコース

5月8日(土)10:30~12:00(1.5h)
テーマ:好きな動物
内容:紙粘土とアルミホイルを使って動物づくり
参加者:4名+各保護者
スタッフ3名+中村
計11名

立体作品というと、その基本的な要素としてあげられることは「量感」(専門用語でマッスと言います)があげられると思います。そしてその量感を表現するにあたって今回使用した素材は、「アルミホイル」と子どもたちにも大人たちにも触って心地よい「紙粘土」を使用。そのプロセスはアルミホイルで大まかな動物の量感を作り、そのまわりを紙粘土で覆っていく形で表現していきます。

特に紙粘土を両手・指先を使ってコネコネする体験を重視して進行していき(手は第二の脳なんていいますしね)もし早く完成してしまったらオプションとして水彩絵具を使って着彩まで行ってみました。

結果的に全体として30~40分くらいで表現したい動物の形が仕上がったため、参加者全員が着彩まで行い、最後にテーブルを囲んで作品の発表を行いました。


<小学3年生の男の子>
まるスタッフと一部私も加わって三人で制作。
紙粘土よりもアルミホイルの可塑性に興味を覚え、
ちぎっては丸めてを繰り返し、たくさんの玉も制作。
前回よりも表情がとても明るくなっていた気がしました。


<年長の男の子>
今回はお父さんと一緒に二人三脚で制作していきました。
着彩時に制作した猫へ着彩するよりも
いろいろな色の絵具を混ぜていくことに興味を覚え
ふとその表情を伺うと、にっこりと笑顔で行っていたのがとても印象的でした!

<年長の男の子>
コチラもお父さんと一緒に二人三脚制作!
お家で飼っているインコを表現しました。
男の子は両手に筆を2つ3つ持って
絵具の赤やオレンジや白を使ってパレットのマスに
微妙なトーンの暖色を水で薄めたり、混ぜたりしながら
たくさんの色味を作っていくことに夢中になっていました。
そのうちの一色をインコの胸元に着彩!

私が制作した試作品
今回は「カメ」をチョイスしてみました。


●アドバンストコース

左から、カメ、ネコ、犬です。


5月8日(土)13:00~15:00(2h)
テーマ:好きな動物
内容:新聞紙と風船を使って動物づくり
参加者:4名
スタッフ3名+中村
計8名

一方のアドバンストコースはというと、素材は「風船」と「新聞紙」を使用。基本的な考え方はベーシックコースと変わらず。

ベーシックコースで使用したアルミホイルの代わりが風船、紙粘土の代わりが新聞紙。つまり、風船を2~3個膨らませ、動物の頭部や胴体の大まかな量感を作った後、新聞紙で風船の周りを覆い、新聞紙をクルクルと細長くまるめてしっぽにしてみたり、脚にしたりといった感じで制作していきました。そして最後にカラーペンを使って顔も描いていきました!

各子ども一人に対してスタッフ一名がつき、予想していたよりもかなり早く完成してしまい、少々時間を持て余してしまった感(反省点)がありました。改善点としては、そこから二匹目を制作してみたり、新聞紙を使って動物のお家や外の空間を、つまり室内全体を演劇の舞台のように演出してみて、動物たちのストーリーをみんなで一緒に想像してみるのも面白かったのかな?と思いました。

そして制作の最後は、作品を室内の好きな場所に設置し(インスタレーション)作品発表を行いました。


<年長の女の子>
犬を表現。まるで同じみのウィルを表現してみたのかな?
制作後はウィルの側でゆっくりとした時間を過ごしていましたね。

<小学1年生の男の子>
はじめに猫を制作した後、お友達と一緒にカメを共同制作。その後は犬を!
そのカメは私の試作品(↓)のゾウガメに触発されたようです。
いつもついつい私やスタッフさんが制作の多くをお手伝いしてしまう傾向があるので
極力彼自身が自分の力で制作できるよう
私からは新聞紙を丸めたり、ガムテープを貼ったりしやすいように進行してみました。




<小学1年生の男の子>
猫を私と一緒に制作。
完成すると、男の子の頭から腰までの長さと同じくらいのサイズ感。
「大作だ~!」「お母さん驚くぞ~」と言って、一緒に添い寝をしていました・笑
はじめガムテープを自分の手で切ることが出来ませんでしたが
徐々に慣れていき、最後には自分の力でテープを切ることもできるようになりました!



<小学3年生の女の子>
やっぱり猫が好きです!
ほぼほぼ一人の力で全て制作していたようです。
また想像力がとても豊かで、ネコの赤ちゃんや餌(チュールも!)も制作し
お母さんの背中におんぶしたカタチで表現しました!
顔の表情もとてもかわいいですよね。




●次回のお知らせです。

次回は「マーブリング」を行います。
今回の全体的に制作時間が早く進んでいったことも考慮し、ベーシック及びアドバンストコースでどのような構成にしていくか?これから考えていきたいと思います。

2021年6月12日(土)
・ベーシックコース「マーブリング」
・アドバンストコース「マーブリング×コラージュ(仮)」

それではまた!



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