第3回 みんなのアート基礎講座を終えて
今週末は二日間とも雨や曇り空の梅雨らしい日になりましたが、暦(二十四節季)では、昨日(6月22日)は夏至の日にあたり、いよいよ夏の空気が漂い始めてきました。
今日は比較的気温がそんなに高くは感じませんでしたが、湿気がある分ちょっと体を動かすだけで汗が止まりません。
そんな日の午後、本郷ふれあいセンターにて第3回「みんなのアート基礎講座」を開催しました!
参加者の皆さん、本日はお疲れ様でした!
今回の課題内容は、
新聞紙と風船を主な素材として、等身大の自分(新聞人間)を制作していただきました。それもその新聞人間は「自分を表すポーズ」をとっていることが条件です。(=彫刻・立体作品)
そして作品完成後、屋内外の様々な場所で作品と作者が一緒になって写真撮影をするというものです。(=インスタレーション)
コチラは基礎講座開始前に本館に隣接する公園にて私が撮影を行ったものです。↓
それは4つの達成目標をもとに行われました。
1.新聞紙など身近な素材と会話をしてみる。
2.自分の体の量感やプロポーションを観察する。
3.自分を表すポーズを考えてみる。
4.いろいろな場所で作品と一緒に写真撮影を試みる。
【今日の流れ】
① 導入(自己紹介+ミニレクチャー)
② 制作(テクニカルアドバイス+新聞人間づくり)
③ 作品撮影
④ 発表と振り返り
【① 導入】
はじめに、参加者の自己紹介を終えた後、プロジェクターを使ったミニレクチャー(10分程度)を行いました。その中で以下の3点について説明。
1.人体の特徴
私たちの体は、「頭、首、胴体、両腕、両足」の「五体」から成り立っていること。地域や人種によってプロポーションが異なること。
2.彫刻
彫刻作品は大きく二つの技法に分類される=彫刻(ちょうこく)と彫塑(ちょうそ)。今回の新聞人間は彫塑の技法を使った塑像(そぞう)にあたります。
3.立体作品とインスタレーション
インスタレーション(空間表現)とは、作品そのものだけではなく、周りの空間や鑑賞者を取り込み、その全体を一つの作品と見なす考え方です。
【② 制作】
私の方で簡単なテクニカルガイド(頭部や胴体に膨らませた風船を使用することや新聞紙の使い方など)を実演した後、参加者の皆さんにはそれぞれ制作に入っていただきました。
【③ 作品撮影】
【④ 発表と振り返り】
制作と写真撮影を行った後、作品発表と簡単な振り返りを行いました。
例えば「自分を表すポーズ」では、「家で飼っているうさぎをなでるポーズ」や「ソファーに座ってくつろぐポーズ」、「You-tubeを鑑賞するポーズ」であったり、「大の字になってくつろぎたい!という願望のポーズ」や、「足を組んで座るとお母さんに怒られてしまうポーズ」であったりと、本当に様々な表現が目白押しでした。
そして造形操作の面でも様々な工夫が生まれていたように思います。
例えばしゃがんだ姿勢、それもおしりは床につかず浮いている場合、作品だけで自立するのは難しいため、首の辺りに糸をつけてつるすように支えてみたり、新聞紙を起用にはさみで切りながら髪の毛を表現したり、顔に油性ペンで目鼻口を描いたり etc。
私も試作品を制作した時そうでしたが、1時間半で制作するには少し時間が足りなかったと思います。(早く終わった子供達は風船遊びに興じていましたが・笑)
そこで発表については、撮影まで終わっていない方には①と③を発表していただきました。
①「自分を表すポーズ」をそのポーズで選んだ理由。
②「撮影場所」をそこに選んだ理由。
③ 講座終了後、別な撮影場所や設置場所は?
③の別な撮影場所では、部屋のベットの上であったり、自分の学習机のイスに座らせたい!であったりと。
是非ともその自分を表すポーズに適した場所に新聞人間を設置して撮影してみてください!
何とも言えない楽しい非日常の(アートな)世界がそこにあるはずです!
追記:
今回参加いただいたご家族から、帰宅後、末っ子さんが新聞人間に大喜びだったり、お父さんを驚かそうとトイレに置いたり、ドアの向こう側に置いてみたりと、子供達のアイデアは止まらなかったそうです。(大人達には心臓に悪い一日だったと・笑)
さて、次回の告知です。
次回のアート基礎講座は、ゆーき先生による「ストップモーション(動画制作)」を行います。ちなみに動画制作はアートコンパスで初の試みです!
第4回みんなのアート基礎講座
テーマ: Moving!「うごき」と「きもち」
内容: ストップモーション(動画制作)
日時: 7月28日(日)13:30~16:00
会場: 本郷ふれあいセンター予定
お申し込み: 6月28日(金)より参加者募集をスタート
詳細については追ってホームページ、Facebookにてお知らせ致します。
それではまた!
今日は比較的気温がそんなに高くは感じませんでしたが、湿気がある分ちょっと体を動かすだけで汗が止まりません。
そんな日の午後、本郷ふれあいセンターにて第3回「みんなのアート基礎講座」を開催しました!
参加者の皆さん、本日はお疲れ様でした!
新聞人間があるため、とてもにぎやかな雰囲気になりました。
このシュールな感じ、個人的に大好きです!
今回の課題内容は、
新聞紙と風船を主な素材として、等身大の自分(新聞人間)を制作していただきました。それもその新聞人間は「自分を表すポーズ」をとっていることが条件です。(=彫刻・立体作品)
そして作品完成後、屋内外の様々な場所で作品と作者が一緒になって写真撮影をするというものです。(=インスタレーション)
コチラは基礎講座開始前に本館に隣接する公園にて私が撮影を行ったものです。↓
それは4つの達成目標をもとに行われました。
1.新聞紙など身近な素材と会話をしてみる。
2.自分の体の量感やプロポーションを観察する。
3.自分を表すポーズを考えてみる。
4.いろいろな場所で作品と一緒に写真撮影を試みる。
【今日の流れ】
① 導入(自己紹介+ミニレクチャー)
② 制作(テクニカルアドバイス+新聞人間づくり)
③ 作品撮影
④ 発表と振り返り
【① 導入】
はじめに、参加者の自己紹介を終えた後、プロジェクターを使ったミニレクチャー(10分程度)を行いました。その中で以下の3点について説明。
1.人体の特徴
私たちの体は、「頭、首、胴体、両腕、両足」の「五体」から成り立っていること。地域や人種によってプロポーションが異なること。
2.彫刻
彫刻作品は大きく二つの技法に分類される=彫刻(ちょうこく)と彫塑(ちょうそ)。今回の新聞人間は彫塑の技法を使った塑像(そぞう)にあたります。
3.立体作品とインスタレーション
インスタレーション(空間表現)とは、作品そのものだけではなく、周りの空間や鑑賞者を取り込み、その全体を一つの作品と見なす考え方です。
【② 制作】
私の方で簡単なテクニカルガイド(頭部や胴体に膨らませた風船を使用することや新聞紙の使い方など)を実演した後、参加者の皆さんにはそれぞれ制作に入っていただきました。
手前の女の子は風船を何個も膨らませて、胴体の量感を制作中!
途中、頭がくらくらになりながら。
参加者のみなさんはほぼ全員、頭から作り、その後に首と胴体、
次に両腕、両足の順で制作を行っていたように思います。
新聞紙をくるくると巻きながら腕を制作。
途中、何度も自分と新聞人間のプロポーションを確認しながら!
コチラの二体はイスに座るポーズで制作が進行していました。
【③ 作品撮影】
【④ 発表と振り返り】
制作と写真撮影を行った後、作品発表と簡単な振り返りを行いました。
例えば「自分を表すポーズ」では、「家で飼っているうさぎをなでるポーズ」や「ソファーに座ってくつろぐポーズ」、「You-tubeを鑑賞するポーズ」であったり、「大の字になってくつろぎたい!という願望のポーズ」や、「足を組んで座るとお母さんに怒られてしまうポーズ」であったりと、本当に様々な表現が目白押しでした。
そして造形操作の面でも様々な工夫が生まれていたように思います。
例えばしゃがんだ姿勢、それもおしりは床につかず浮いている場合、作品だけで自立するのは難しいため、首の辺りに糸をつけてつるすように支えてみたり、新聞紙を起用にはさみで切りながら髪の毛を表現したり、顔に油性ペンで目鼻口を描いたり etc。
私も試作品を制作した時そうでしたが、1時間半で制作するには少し時間が足りなかったと思います。(早く終わった子供達は風船遊びに興じていましたが・笑)
そこで発表については、撮影まで終わっていない方には①と③を発表していただきました。
①「自分を表すポーズ」をそのポーズで選んだ理由。
②「撮影場所」をそこに選んだ理由。
③ 講座終了後、別な撮影場所や設置場所は?
③の別な撮影場所では、部屋のベットの上であったり、自分の学習机のイスに座らせたい!であったりと。
是非ともその自分を表すポーズに適した場所に新聞人間を設置して撮影してみてください!
何とも言えない楽しい非日常の(アートな)世界がそこにあるはずです!
追記:
今回参加いただいたご家族から、帰宅後、末っ子さんが新聞人間に大喜びだったり、お父さんを驚かそうとトイレに置いたり、ドアの向こう側に置いてみたりと、子供達のアイデアは止まらなかったそうです。(大人達には心臓に悪い一日だったと・笑)
さて、次回の告知です。
次回のアート基礎講座は、ゆーき先生による「ストップモーション(動画制作)」を行います。ちなみに動画制作はアートコンパスで初の試みです!
第4回みんなのアート基礎講座
テーマ: Moving!「うごき」と「きもち」
内容: ストップモーション(動画制作)
日時: 7月28日(日)13:30~16:00
会場: 本郷ふれあいセンター予定
お申し込み: 6月28日(金)より参加者募集をスタート
詳細については追ってホームページ、Facebookにてお知らせ致します。
それではまた!
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