第5回 みんなのアート基礎講座を終えて

本日午後、土浦の祭囃子が美しく街中を響き渡る中、型染めによる手ぬぐいづくりを開催しました!

参加者の皆さん、まだまだ厳しい暑さが続く中、大変にお疲れ様でした。

いつもの講座内容よりも2倍増し?に凝縮した夏休み講座はいかがだったでしょうか?
存分に楽しんでいただけたでしょうか?

「どこへ?」

「ん!、いなくなったぞ」

今回は訳あっての三連写!
 「捕まえました!」


振り返ってみると、型染めという特殊な制作工程を通じて、参加者の皆さん一人ひとりの様々な力や技を必要とした難しい内容だったのではないかと思います。

テーマである「日本のかたちと模様」を考えたり、そのかたちを型紙に写しカッターで彫り抜いたり、またヘラを使って特殊な糊の付き具合を感じながら布へ落としたり、染めの段階では浸染具合を自分の目で確かめたりと、まさに全神経をフル活動しての制作でしたね。

私も今、心地よい疲れを感じています(笑)もうまぶたが重いです。

昨年の反省もあり、今回は万全の準備で臨んだつもりだったのですが、限られた時間の中で細かいところを見ていけば、いろいろと反省点は出てきます。例えばスライドレクチャーの時間を省いて、もっと皆さんの制作時間に充てるべきだったのではないか?そうすれば最後の時間帯でドタバタすることなく皆さんのペースでできたのではないかと反省しています。

この事もまた来年度に生かしていければと、前を見つめて噛締めていこうと思います。

ただ手ぬぐいづくりとは別に、子どもたちの「成長」に関して2つの発見がありました。

一つは子どもたちが「自分の好きと嫌いの意思表示」が制作過程の中で以前よりもハッキリとしてきたように感じたこと。このことは「個人の個性を尊重し育む」観点において今後とても大事になってくると思います。

そしてもう一つは、講座内のお手伝いを子どもたちが自分の意思で率先して行動していたことです。つまり「協力したい気持ち」も同時進行で育まれているんだなぁ〜と、なんだか独りよがりかもしれませんが嬉しくなってきます!

子どもたちの夏休みはまだまだこれからですが、本日作成した手ぬぐいを是非とも明日から早速活用していただき、この夏の楽しいひとときを彩っていただければ幸いです!

いろいろ相談しながら下絵を制作中!


出来上がった手ぬぐいは、おじいちゃん、おばあちゃんへプレゼント!(花火も素敵です)


型紙の「彫り抜き」パートはお母さんたちの腕の見せ所です!

他の参加者のデザインもやっぱり気になります。


糊置きの真っ最中!

糊置きが終わったら、ドライヤーで乾かします!

地染め(浸染)の説明中


流水しながら、手ぬぐいの糊を落としていきます。

ピンクの染め、すると・・・

花と蝶々の模様が出来上がりました!


見事な月夜の蓮池です。

とてもポップでモダンな形の数々!
参加者の方から「その発想がすごい!」と賛辞。



追伸:
Facebookにも本日のお写真をたくさんアップしています。
コチラも重ねてご確認ください。(鶴丸様、素敵なお写真のご提供ありがとうございます!)


さて、次回「第6回みんなのアート基礎講座」のお知らせです。

次回は「夏休み講座・後編」と題しまして、「エコロジー・光と影」をテーマに、この夏の思い出を振り返りながら、皆さんと一緒に「ミニミニ行灯づくり」を行いたいと思います。

ご興味がありましたら是非ご参加くださいませ。
心よりお待ちしております!

尚、8月1日(火)よりお申し込み受付を開始します。




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