リサーチメモ(2017.06.17)

モンテッソーリ教育と呼ばれる独自の幼児教育法を確立したイタリアの教育学者、マリア・モンテッソーリ(1970-1952)の著書の中で気になった箇所がありました。

アート基礎講座に参加してくれる子どもたちへの私自身の対応について、かねがね感じていたこと、考えていたこと、「放任」ではなく「自由」のことについて記載されていました。(以下)



わたしたちがしてあげられる最大の援助は、時期をまって、子どもが特有なやり方で発達していけるために自由であるように心をくばることだけです。さもないと、わたしたちは子どもの仕事を邪魔することになります。・・・・

「小さな子どもは自分でなにがもっとよいかを知っているのです。子どもが害をこうむらないように、わたしたちは当然、警戒しなければなりません。そして、子どもに大人の道を教えるかわりに、子どもが自分の生き方を自分できめるために自由を与えましょう」・・・

いわゆる子どもは自分たちの興味のある世界に生きていて、そこでおこなう作業は尊重されなければならないということです。なぜなら、おおくの子どもっぽい活動は大人の目には無意味にみえるかもしれませんが、自然は自然の目的のためにそれを使うからです。自然は骨や筋肉と同様に精神や人格をつくるのです。

みなさんが子どもにさしのべることのできる最大限の援助は、子ども特有の作業に子どもが固有の方法でとりくむための自由を提供することです。


 
 
 
 
 

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