チラシデザインの制作

アート基礎講座のチラシ作成に付いて、

毎回、前回の講座が終わった後、その次の週末に次回のチラシを作成しています。

実はこの密やかな制作時間をこっそりと楽しんでいます。

2017年度は「酉年」なので、鶏をモチーフにして、どんなデザインがいいか、ネットや店頭で売られている既成デザインを覗いてみたり、あれこれ考える事から始めてみました。

例えば、鶏のコスチュームを頭にかぶった自分が「やっぱり年賀状は木版画でしょ〜!」と絶叫しているコミカルな絵柄か、それとも鶏が「コケコッコー!」と鳴いているシーンと朝陽が重なっているデザインか、その鶏は写実的か、それとも北欧デザインのようなデフォルメされた形態の鶏にするか?などなど頭の中で2〜3日かけて膨らまし、ざっくりとイメージが固まってから制作に取りかかっています。


今日、先日発注していた版画の道具が一式届いたので、早速制作してみました。


① 下書き
イメージする鶏の画像をネットから取り込み、あらかじめシナ合板(A4サイズ)に墨で色付けしていた面に、カーボン紙を敷き、絵柄を書き写します。



② 彫り
書き写した形に沿って、また元になった鶏の画像を見ながら毛並みやとさかなどの特徴を捉えつつ、彫刻刀で彫っていきます。



③ 摺り
朱色の版画インク、ローラー、馬楝、画用紙を使って摺ってみました。



久しぶりの木版画制作は、正直とても気持ちがよかったです。

その理由は彫刻刀で「サクッ、サクッ、」っと彫っている瞬間がとても気持ちがよく無心になれるからです。これはやっぱり木版画制作の醍醐味の一つですよね。それに加え、木板やインクの臭いが私の心をほっとさせてくれます。(セラピー効果があるのかな?)

これからこの試作品をスキャンでデータに落とし、チラシデザインに組み合わせていきたいと思います。


追伸:コチラが今回のチラシデザインとなります。


 




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