描くことってなんだろう? その3

今回は、表現方法(一つの描画材から多様な表現方法を創造する!)と講座の具体的な内容についてお話ししたいと思います。

例えば皆さん、手元に画用紙と絵具(1色)と筆があるとします。
目的が、対象(例えば花一輪)を描くのではなく、「その描画材の組み合わせからできる表現・表情・痕跡をたくさん生み出すこと」だとした時、一体何種類ぐらいの表情を作り出すことができますか?

試しに実践してみました。(以下)

描画材:画用紙、アクリル絵具、筆、他

GW、天気も良いので公園のベンチで制作
※ 画像をクリックすると拡大します。



ざっとですが18種類の表情を作り出すことができました。

  • 画用紙に水滴をたらし、その上に絵具をたらす。
  • あらかじめ画用紙に傷をつけ、その上に塗る。
  • 指で描く
  • ドロッピング(筆に絵具を含ませ、画用紙に向かっていき良いよく振る。)
  • 筆の柄に絵具を塗り、画用紙の上でコロコロ転がす。
  • 葉っぱに絵具をつけハンコのように押し付ける。


想像してみて下さい!

皆さんの手元に上記の絵具と画用紙だけでなく、クレヨンや色鉛筆、石や葉っぱや板など様々な描画材があり、その多様な組み合わせだけで一体何種類の表情を生み出すことができると思いますか?

つまり、今回の講座内容(グループワーク)は、

「様々な描画材の組み合わせから、可能な限りたくさんの表現・表情をつくり出すこと」

を通して「描くこと」を振り返り、捉え直してみると同時に、「自分にあった描くこと・自分の好きな描画材の組み合わせやその表情」を再発見してみよう!というものです。

この内容が地味すぎて興味が湧かない人もいるかもしれませんが、改めて素材をいろいろいじって実際やってみると、これがまた楽しかったりします!

それでは会場にてお待ちしています!



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