T-KIDSシェアスクール「型染め手ぬぐいづくり!」

自然をテーマに!

新年最初の活動は、T-KIDSシェアスクールにて「型染め手ぬぐいづくり」を行いました。

この手ぬぐいづくりはアートコンパスでお馴染みのものですが、この2年間コロナもあり、約3年ぶりの開催となりました。しかも夏ではなく新春に!

そもそもの経緯をお話しすると、T-KIDSさんよりお正月や日本文化に合うお題が今回出されていたので、正直なところ、お正月のものは手持ちになく(いつかはりこでお面づくりはやってみたいかな?)、であれば以前日本文化がテーマの時に行った型染めをやってみようとなったわけです。

しかし数年ぶりということもあり、前日に数時間かけて準備し、あーでもない・こーでもないと昔の記憶を頼りに思い出しながら、また本番に失敗がないよう簡単な試しを行うなど、ドタバタでした・笑

けれどその甲斐あってか、慌てることなく参加者の皆さんとじっくりとお話が出来(2組という少人数もかえって良かったです)、またしっかりとした作品に仕上がって、皆さんがとても満足して「楽しかった」と笑顔で帰られたことに、私も嬉しく思いました。

参加者の皆さん、3時間と言う長丁場でしたが、本当にお疲れ様でした!


0)概要

内容:型染め手ぬぐいづくり
日時:2022年1月9日(日)13:00~16:00
会場:T-KIDSシェアスクール・柏の葉校
参加者:2組(計5名:児童2名+保護者2名+中村)


手拭いづくりの説明書



1)型づくり



この型染の工程の中で、実はこの型作りがとても重要かつ時間がとてもかかります。
というのも、①デザインを考案し、②描き、③専用の型紙に写し取り、④デザインカッターで切り抜き、⑤そしてアイロンを使って「紗」を貼り付けるという5つもの工程があります。

けれど、この工程がきちんとできれば作品の8割は完成と言えるくらいです。
なので各参加者の皆さんは、事前に用意した資料やある程度考案してきたデザインをもとに型作りを行っていきました。

事前にA4紙に鳥や魚などを描いて準備してきました!


資料(↓)をもとに、カマキリや英語で名前をデザイン!


2)糊置き

型作りの後は、晒の生地に「防染糊」という特殊な糊をへらと先ほどの型紙を使って置いていきます。

この糊は特殊な糊で、高温であるほど固まり、低温だと解けてしまう性質を持っています。
この性質を利用して、手ぬぐい全体(35㎝×90㎝)を一枚のキャンパスに見立て、縦構図・横構図を決めてから自由に糊置きを施していきます。ちなみに糊が置いたところが白抜きになります。

横構図:昆虫が縦横無尽に進んでいるような構成になっています!

一方コチラの参加者は縦構図
上から、鳥・蝶・魚の順で自然を表現しています。


3)地染め

糊置きが終わったら、染に入ります。
タルの中に熱々の熱湯を入れ、無水傍証という染めの促進剤を入れ、染料を入れてかき混ぜます。その後、糊置きが済んだ手ぬぐいをさえばしを使って浸していきます。(今回は5分程度)


写真はありませんが、5分後に流しで冷水を流しながら手ぬぐいに置いた糊を落としていきます。すると糊が落ちたところが白抜きとなります。

4)水洗い+定着と乾燥


最後に色止めを入れた水の中に浸し、よ~く絞って完成です。
2つの作品とも、しっかりとした型染が完成しました!!!


おしまい


 

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