試作品:新聞×動物

6月27日に開催予定のみんなのアート基礎講座「新聞紙で動物づくり」の試作品「ゾウガメ」を制作しました。

ここではその制作プロセスを簡単にまとめてお伝えしたいと思います。

【制作プロセス】
① 自分の好きな動物選び
② 風船を使って大まかなボリュームづくり
③ 新聞紙で大まかな動物のかたちづくり
④ かたちのディテールづくり

① 自分の好きな動物選び

動物と言っても、この地球上の陸・空・海にはそれぞれにたくさんの動物が生息しています。身近なところで言えば、お家で飼っているペットの犬や猫、アフリカ大陸のサバンナにすむライオンやキリンやゾウ、海に生息するクジラやサメなどなど。

私の場合はカメをチョイス、それもゾウガメです。

今まで生で見たことはないのですが(ダーウィンでお馴染みのガラパゴス諸島でゾウガメは有名かと)チョイスした理由は大きな塊として制作のしやすさと、実物大の大きさで制作したらきっと迫力に参加者の皆さんもびっくりするかなといった理由からです。

兎にも角にもゾウガメに決定したら、ネットで調べてその画像をプリントアウトし、制作を始めました。

※参加者の皆さんには当日の持参物として図鑑や写真などをお願いします。勿論、スマホで検索してみるのもOKです。

② 風船を使って大まかなボリューム

勿論、新聞紙だけで制作することも可能ですが、胴体や頭部などのボリュームがあるところは風船を活用します。(その分、軽量化も!)

ゾウガメの頭部は胴体に比べて小さいので、胴体(甲羅)の箇所のみ風船を使用しました。
およそ実物大を目標にしたので、9個の風船を写真のようにガムテープで貼り合わせて組み立てました。




③ 新聞紙で大まかな動物のかたちづくり

今度は新聞紙を使います。

先ほど制作した9個の風船を覆うように新聞紙で包んでいきます。

この時のポイントは頭部や脚などのディテールにこだわらず、大まかなかたちをざっくりと作っていきます。そして動物全体(頭部・胴体・脚・尾)のバランスや調和・比率(前方・後方・側方など360度で)を見ていきながら大胆に作っていきます。




④ かたちのディテール(詳細)づくり

カメと言えばやっぱり甲羅が大きな特徴です。
そこで新聞紙を数枚、ただ背中に乗せたような感じではなく、何枚か重ねて甲羅の重厚感を表現してみました。


新聞紙という素材は、粘土ほどの可塑性(形を自由に変えることが出来ることの意)はありませんが、数枚一緒にしてグルグルとまいてみたり、クシャクシャにしてから折れ曲がった形にしたりと、様々な形にすることが容易な素材だと思います。

完成!
(高60㎝×幅55㎝×長さ100㎝)

後ろから


というわけで、今回は参加者の皆さんと一緒に、名付けて「新聞動物」を制作します。

2019年のアート基礎講座で行った「新聞人間」の振り返りブログも下記に添付しますので、合わせてご参照ください。


もしご興味のある方は是非ご参加ください!

<お申込みフォーム>

素材も身近なもので、かつあまり力を必要としないので、小さいお子さん(幼稚園生)でも簡単に制作できる内容かと思います。

ちなみに下の写真は、先日まるアート教室で制作した新聞動物です。この時は犬と猫が人気だったかな。


おしまい


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