第1回 みんなのアート広場を終えて

桜の花びらが散り終え、新緑が少しずつ濃くなっていく今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

昨日の午後、阿見町にある本郷ふれあいセンターにて、第1回みんなのアート広場を開催しました。

参加者の皆さん、お休みの中ご参加いただき本当にありがとうございました!


やっぱりこの時期は(個人的に)昨年度の今を思い起こさずにはいられません。と同時に今年度の第1回目を無事に迎えることが出来た事に対して安堵の気持ちと、まだまだ予断を許すことができない複雑な心境でもあります。

今回の参加者は全てリピーターの方たちでした。(二年ぶりに再びお会いすることができた親子もいらっしゃいました!)

日本において新型コロナウィルス感染症のワクチン接種が徐々に始まったとはいえ、まだまだ不安な時間が続きそうですが、下を向いていても何も始まりません。私たちでできる範囲の対応策を取りながら、細々とではありますがアートコミュニティ活動を続けていきたいと思います。

加えて、この日を迎え嬉しい気づきがありました。

それは約3か月ぶりにお会いする子どもたちの心身の成長とともに、表現の技術的な達成感の強い欲求を感じ、今後更なる成長が見られるのではないかと密かに楽しみにしています。

その嬉しい気づきを受け、私が知る範囲の知識と技術を子どもたちにお伝えすることが出来ればなぁ~と。また作品発表の時間では、私がファシリテーター役となって、発表者と鑑賞者間の会話や意見交換をより密になれるような場を整備できたらなぁ~と思いました。



<ギャラリー>

新一年生の男の子(ご入学おめでとうございます)
今日は船をつくる計画で参加されました。
頭の中に具体的な船の設計図を描きながら、
お母さんや私のフォローも受けながら見事に完成することができました!

板の上を海に見立てて。
魚も何匹か泳いでいますね~
筆のタッチが海の波を見事に表現しています。

お母さんが制作した4人の家族をのせて出発進行!
作品発表の時、他の参加者から「この船の行き先は?」の質問に、
「行先はない」とのこと。
個人的な深堀で「この不確実な時代を表現しているなぁ~」と勝手に解釈・笑
でもその家族みんなの表情はとても楽しそうです。




小学2年生の女の子
土曜日に近所の乙戸沼に出かけ、そこでカモを見てきたとのこと。
そこでカモの図鑑を見ながら、夫婦とその子どもを描いています。
クレヨン固有のやわらかいタッチと線で、カモのふさふさとした毛並みを
そして池の水面の波を筆のタッチで表現しています。
各表現と描画材を丁寧に使い分けていますね!
しかも四つ切サイズのとても大きい画用紙で!!



小学3年生の女の子
約二年ぶりの再会となりました!
娘さんもすっかり大きくなられていました。
お母さんと一緒にマカロンやピスタチオ、アイスクリームを紙粘土と絵具で制作。
写真を取り忘れてしまいましたが、木材を使ってビー玉を転がしていくゲームボードも!
そこにはモールを使ってある文字が隠されていましたね。


同じく小学3年生の女の子
いろいろな動物を様々な素材を活用して表現されていました。
紙コップでライオン、紙粘土とストローでキリン
木材でゾウ、同じくウサギ、そしてビー玉の耳が特徴的なパンダ!
動物の種類だけでなく、材料を「適材適所」に生かした
「多様性」が表現されていました!



さて、次回のお知らせです。
次回の「みんなのアート広場」は5月がお休みで6月になります。

というのも、GW明けの5月9日(日)は「みんなのアートプロジェクト:秘密基地ピクニック」、5月30日(日)はゆーきさんによる「第2回みんなのアート基礎講座:色の探求」を開催します。

ブログ:秘密基地ピクニック(2019)


また今月25日(日)開催予定の「第1回みんなのアート基礎講座:素材と表現」も引き続き参加者を募集しております。

ブログ:過去の「素材と表現」開催模様


ご興味のある方は是非ご参加ください。

それではまた!


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