日本の対話型鑑賞の今!

 


昨日、東京の情報学環・福武ラーニングスタジオで開催されたNPO法人Educe Technologies主宰 “Comate of Art Education Study session #2「20年経った今、日本の対話型鑑賞はどうなったのか?」”という勉強会に参加してきました。

この勉強会の趣旨を簡単に言うと、1980年代半ばにニューヨーク近代美術館の教育部に勤務していたアメリア・アレナスが、市の小学校の先生と児童を対象に新しい鑑賞方法(=対話しながら美術館内の絵画や彫刻作品を鑑賞する)を実践し、その手法が日本に伝えられてから20年経った今の状況を振り返り、今後の対話型鑑賞法のよりよいあり方を探っていくというものでした。
 
 
 
私もこの対話型鑑賞法については過去に関連する本を読み、アートコンパスの活動の中にも活用させていただいていました。例えば、実物の作品でなくてもスライドレクチャーにおいて子供達が食い入るように飛びついた作品画像について時間をかけて問答をしてみたり、参加者の制作した作品についておしゃべりしながらその意味を深めていったりと。。。
 
今回この勉強会の情報をFacebookで知り「今どのような動向になっているのか?」また「何かアートコンパスの活動で生かしていける情報などあれば!」と思い、参加させて頂きました。
 
詳しくは別の機会のときにお話したいと思いますが、とても実りの多い4時間でした。ゲストのお話もそうでしたが、素敵な参加者の方々ともお知り合いになることができ、昨日は心地の良い悶々とした気分で常磐線に乗って茨城に帰ってきました。
 
取り急ぎ、そこで得た情報ページについてリンクさせていただきます。もし宜しかったら覗いてみて下さい。
 
【NPO法人 Educe Technologies】
【旅するムサビ】
【WiCAN】
【ACOP】

 
【美術鑑賞についてお勧め本】
「なぜ、これがアートなの?」
 アメリア・アレナス著・福のり子訳・淡交社
 
「みる・かんがえる・はなす 鑑賞教育へのヒント」
 アメリア・アレナス著・木下哲夫訳・淡交社

「どこからそう思う?学力をのばす美術鑑賞 ヴィジュアル・シンキング・ストラテジーズ」
 京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センター訳・淡交社

「私の中の自由な美術 鑑賞教育で育む力」
 上野行一著・光村図書
 
 
 
 

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