第1回「みんなのアート基礎講座」を終えて
本日午後、阿見町にある本郷ふれあいセンターにて、第1回「みんなのアート基礎講座」を開講しました。
まだ4月だというのに、汗ばむくらいの蒸し暑い日でした。参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした!
テーマである「描くことってなんだろう?」を思う存分、楽しんでいただけたでしょうか?
今回の内容は、具体的な描く対象や特定のものづくりに焦点を当てた内容ではなく、基本的な描画材から、私たちの身の回りにある素材を積極的に活用しながら、またいろいろな表現を発見していきながら、たくさんの表情をハガキサイズほどの画用紙に描いていただきました。その目標数は一人なんと30枚!!
最初に、スライドレクチャーで様々な「描くこと」のビジュアルをお見せしてから、私の方で簡単な実演を行い、その後に皆さんにはそれぞれの制作に入っていただきました。
そして最後に、振り返りとして参加者の一人ひとりに、以下3点について発表をしていただきました。
① お気に入りの表現を3つ
② お気に入りの理由は?
③ お気に入りの表現で描いてみたいものは?
参加者の皆さんの発表の中で気がついた事、それは一人ひとりの発表内容が、決して同じではなく、皆さんばらばらになったこと。そしてお気に入りの表現も異なっていたこと。
あるお子さんは画面の向きを変えるごとに、その対称が恐竜に見えたりフェニックスに見えたり。また別の保護者の方はその色合いやテクスチャーの模様から、植物や風景を喚起され、次回その表現で描いてみたい!などなど。
このことは、初めから決められた対象を描いていくこととは異なる、造形操作ならではの醍醐味であり、また「造形操作の意義や可能性」を改めて感じることができました。
例えば、りんごを描くと決めて、その対象を見ながら画用紙に描いていくことと、絵具を使ってなにやらごちゃごちゃ手や描画材を動かしていたら、その色合いや形から、りんごだと喚起されることの違いです。
今回はその後者、つまり「想像力の喚起・連想」です。
今後、何かを描くとき、または描きたいとき、安易に一般的な描画材や表現方法に囚われず、皆さんの気持ちや感じたことを大切にしながら、そのことに合った描画材や表現方法を今回のような造形操作を通して見つけていただき、表現の可能性を広げていただきたいと思います。
但し、今回の反省点は2点、
一つは準備不足。(大変に申し訳ありませんでした)絵具の中で特に白の絵具がほとんどなくなっていたこと。次回からは絵具満タンで必ず準備いたします。
もう一つは、今回、未就学児童のお子さんがたくさん参加されました。そこで私のほうでもう少し、実演の中でたくさんの例を示すべきだったのではないか?と思いました。つまり、もう少し制作の入り口を入りやすくするべきだったと。
この反省点は次回に生かして行きたいと思います。
さて、次回のお知らせです。
第2回「みんなのアート基礎講座」は、テーマ「色、イロイロ」と題しまして、色彩について勉強していきます!
日時:5月27日(日)13:30~16:00
会場:未定(阿見町近郊)
定員:15名程度
参加費:500円
講師:濱本ゆーきさん
内容はデザイン基礎講座となります。詳細はホームページ並びにSNSにて追ってご連絡いたします。参加者の募集は4月27日(金)以降にスタートいたしますので、引き続き、皆さんのご参加、お待ちしております!
それではまた!
まだ4月だというのに、汗ばむくらいの蒸し暑い日でした。参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした!
テーマである「描くことってなんだろう?」を思う存分、楽しんでいただけたでしょうか?
参加者の皆さんと一緒に!
今回の内容は、具体的な描く対象や特定のものづくりに焦点を当てた内容ではなく、基本的な描画材から、私たちの身の回りにある素材を積極的に活用しながら、またいろいろな表現を発見していきながら、たくさんの表情をハガキサイズほどの画用紙に描いていただきました。その目標数は一人なんと30枚!!
最初に、スライドレクチャーで様々な「描くこと」のビジュアルをお見せしてから、私の方で簡単な実演を行い、その後に皆さんにはそれぞれの制作に入っていただきました。
今回の制作内容を実演中
なにやら持参してきたエアーキャップをカットしています。
ぐいぐいと制作の手が進んでいきます!
机の上には貝殻や木を用いて表現しています。
植物やかぼちゃの種がそのまま画用紙に貼られています!
教室からあふれ出る作品・笑
単純計算で、一人30個×参加者15名=450作品
・・・やっぱりスペースが狭くなりますよね。
木の丸枝をローラーのように絵具をつけて痕跡をつけています。
コチラのお父さんはご家庭で家庭菜園を行っているとか。
一貫してナスを描いていますが、その表現は一つ一つ異なっています。
コチラのお子さんは、紙の容器の底に絵具を付けて
画用紙を押し当てています・・・すると、
「はい、出来ました!」
とても繊細な渦巻き模様
コチラのお母さんは家にあったフェルトを巻いて
その側面に絵具を付けて押し当てていました。
アート基礎講座の途中経過
休憩時間もその手は止まりません!
机の上にのせられない作品は床の上にも。
個人的にこのナスシリーズ、大好きです!
① お気に入りの表現を3つ
② お気に入りの理由は?
③ お気に入りの表現で描いてみたいものは?
初めての参加とは思えないくらい、堂々とした発表でしたね!
もちろん、お子さんだけでなく、お母さんも、お父さんにも発表していただきました。
参加者の皆さんの発表の中で気がついた事、それは一人ひとりの発表内容が、決して同じではなく、皆さんばらばらになったこと。そしてお気に入りの表現も異なっていたこと。
あるお子さんは画面の向きを変えるごとに、その対称が恐竜に見えたりフェニックスに見えたり。また別の保護者の方はその色合いやテクスチャーの模様から、植物や風景を喚起され、次回その表現で描いてみたい!などなど。
このことは、初めから決められた対象を描いていくこととは異なる、造形操作ならではの醍醐味であり、また「造形操作の意義や可能性」を改めて感じることができました。
例えば、りんごを描くと決めて、その対象を見ながら画用紙に描いていくことと、絵具を使ってなにやらごちゃごちゃ手や描画材を動かしていたら、その色合いや形から、りんごだと喚起されることの違いです。
今回はその後者、つまり「想像力の喚起・連想」です。
今後、何かを描くとき、または描きたいとき、安易に一般的な描画材や表現方法に囚われず、皆さんの気持ちや感じたことを大切にしながら、そのことに合った描画材や表現方法を今回のような造形操作を通して見つけていただき、表現の可能性を広げていただきたいと思います。
但し、今回の反省点は2点、
一つは準備不足。(大変に申し訳ありませんでした)絵具の中で特に白の絵具がほとんどなくなっていたこと。次回からは絵具満タンで必ず準備いたします。
もう一つは、今回、未就学児童のお子さんがたくさん参加されました。そこで私のほうでもう少し、実演の中でたくさんの例を示すべきだったのではないか?と思いました。つまり、もう少し制作の入り口を入りやすくするべきだったと。
この反省点は次回に生かして行きたいと思います。
さて、次回のお知らせです。
第2回「みんなのアート基礎講座」は、テーマ「色、イロイロ」と題しまして、色彩について勉強していきます!
日時:5月27日(日)13:30~16:00
会場:未定(阿見町近郊)
定員:15名程度
参加費:500円
講師:濱本ゆーきさん
内容はデザイン基礎講座となります。詳細はホームページ並びにSNSにて追ってご連絡いたします。参加者の募集は4月27日(金)以降にスタートいたしますので、引き続き、皆さんのご参加、お待ちしております!
それではまた!
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