手ぬぐいづくりへの道・その弐

「手ぬぐいづくりへの道」の2回目は、「材料」についてお話したいと思います。

昨日、某染料店より発注していた材料が届きました。その中には晒生地をはじめ、染料や防染糊などがありますが、その中の「型紙」についてフォーカスします。



前回お伝えした「型染め手ぬぐいづくり」の5つの行程のうち、1番目の「型づくり」についてさらに3つの行程に分けることができます。(以下)

1−1:型のデザイン
1−2:型彫り
1−3:紗張り

例えば講座当日、参加者の皆さんが思い思いのモチーフ(日本のかたち・模様)を考案し、さぁ〜「型のデザイン」はどうするのか?と。

方法は3通りあります。

① 自分のイメージや資料をもとに下絵を作成
自分のイメージしたかたちや、持参していただいた資料を見ながら、コチラで用意したA4サイズの用紙に鉛筆で下絵を描きます。そして型紙(半透明)をその下絵の上に置きながら、そのかたちになぞって型紙に写していきます。そしてカッターで彫り抜いていきます(型彫り)。

② 持参してきた資料をそのまま活用する場合
型紙は透けているので、資料又は資料をコピーしてきたものの上に型紙を重ねれば、その絵柄にそって型紙に簡単に書き写すことができます。この方法は、①のイメージ画や資料からの模写などが苦手な人でも作成できます。但し、書き写す資料のサイズが手ぬぐいのサイズ(約35cm × 90cm)に対するそのままの形となるため、適度な大きさにコピーするなど大きさを考慮する必要があります。

③ 型紙に直接を書き込む場合。
もちろん下絵の行程を飛ばして、直接型紙に絵柄を書き込むことも可能です。

ちなみに型紙には「渋紙」と「洋型紙」の2種類あり、今回は「洋型紙」を使用します。


  • 「渋紙」・・・数枚の和紙を(防腐・防水性がある)柿渋で貼り合わせてつくられたもの。耐水性があり、古くから使用されている。
  • 「洋型紙」・・・プラスチックが原料のため、コチラも耐水性あり。


サイズはA4サイズのものを各自に一枚お配りします。

ですので、A4サイズをふるに活用しても良いですし、二等分や四等分に切って、いろいろな型を作っても良いですし、方法は様々です。


洋型紙の下にある絵柄のパッケージが置いてあります。
さてさて何でしょうか?ヒント=く◯もん

なかなか文章だけでは理解しがたい部分もあるかと思いますが、

私の方でもこれからサンプル用に型と手ぬぐいを作成し、講座当日に「型づくり」や「全体の行程」について、もう少しわかりやすくお伝えできると思います。

それではまた!

追伸:
染料(今回はシリアス染料というものを使用します)は、6種類(青2)をご用意しています。参加者の皆さんはそのうち一色を選ぶことができます!




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