9月の個別アート支援を終えて


今回の個別アート支援はY君はお休みでN子ちゃんだけだでした。前回お母さんからこの秋に前回出展したクリエイティブ文化展への出品をまた行うと聞いていたので、私の方で勝手に今回の個別支援ではその出品作品のアドバイスなどを行うのかな?と思っていたのですが、すでに作品は完成して、前日に展示会場へ郵送したとのこと。

その作品を皆さんにもお写真等でお見せしたいのですが、ない為なかなか言葉では伝えずらいのですが、個人的には「とにかく良い!」の一言。

前回撮影したときのもの

ハガキサイズの画用紙に鉛筆で色々な模様を描いた作品を9点?一つの額にまとめて表現した作品です。作品がモノトーンなので額縁も黒白に合わせていて、かつタイトルがお母さんが考案した「ネイティブ・メルヘン」つまり直訳すると「メルヘンの住人?」といったところでしょうか。そのタイトルとN子ちゃんの画風が見事に一致していて、とても素晴らしい作品に仕上がっていたと思いました。

文化展が前回と同じスカイツリーの「東京ソラマチ」なので、今回も浅草まで作品を見に行ってみようと思っています!

気になる方は是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか?

<クリエイティブ文化展2024 Autumn>




というわけで、前日に急遽明日の個別あーそ支援の内容をどうしようかと考えた結果、その鉛筆で描いたモノクロの作品を見ていて感じた繊細な筆圧にフォーカスして、その強弱の練習としてもってこいの日本の絵巻物でアニメの原点ともいわれる「鳥獣人物戯画」の模写を提案させていただきました。

材料と道具はとてもシンプルで、画用紙に百円ショップの細筆と墨を使って描いていくだけです。

但し、この模写にはこの「筆圧」だけでなく、模写のお手本となるユニークな動物たちの描かれ方やその表情を観察する力が必要となってきます。

そこで先ずはじめに私が実演として一匹のカエルを描いた後、N子ちゃんが同じ画用紙にその続きとしてウサギや他のカエルを描いていきました。すると・・・


横で見ていた私もお母さんも「いーーじゃない!」「うまい!」「すごーい!」を連呼・笑

とても初めて筆と墨を手に取って描いた人には見えません!

大げさかもしれませんが、当初の目的を1回でマスターしてしまったといっても過言ではないかもしれません。


せっかくなんでと、隣でお母さんも模写に挑戦し、途中、同じ画面にお母さんとN子ちゃんの動物が合わせて2匹描かれたものを隣の部屋にいるお父さんたちに見せに行って、どっちが描いたでしょうか?と質問をしてみたりと場はにぎやかに!

結果的には「ネイティブ・メルヘン」の作風然り、またこのような繊細な絵や描き方がもしかしたらN子ちゃんの感性に合っているのかも?と思いました。今までコチラで課題を考え、その課題を行っていくのもありですが、このような形で自由制作でのびのびとしていくのも大ありですよね。



3枚目では少し集中力が切れてしまいましたが、かわいい落書き調の絵柄も画面をにぎやかにさせています!

最後に描いた3枚をつなげて絵巻物にしてみました。


<参照ページ>
鳥獣人物戯画



追伸:

10月5日(土)の午後、N子ちゃんの作品が出品しているクリエイティブ文化展2024 Autumn(@東京ソラマチ)を見に行ってきました!やっぱり普段ご自宅で作品を見るのと、額装されて展覧会会場で改めて見るのとでは作品の印象が変わりますね!

N子ちゃん改め、アーティストななさん、この度の作品展示本当におめでとうございます!展覧会を通して(またお母さんの陰ながらのご尽力もあって)いろいろなつながりが生まれ、今後の作家活動や人生において必ずこの経験が生きてくると思います。





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