第1回 みんなのアート基礎講座を終えて

タイトル「ゴジラのまち」

今日は午後から小雨の降る中、今年1回目の「みんなのアート基礎講座」を開催しました!

体調不良で一組の親子がキャンセルとなってしまい、結果一組のリピーターさん(お父さんと小学3年生の男の子)のみとなりましたが、その分マンツーマンでゆっくりとおしゃべりをしながらアート制作を楽しむことが出来ました。

今日は本当にありがとうございました!


新聞紙にコラージュの計画案
ゴジラの体のパーツや色の確認
そこから素材となるチラシを選別していきました。


はじめにプロジェクターを使って、今回学ぶ絵画技法の「コラージュ」について様々な画像を交えながらミニレクチャーを行った後、テーマである「いきもの」についてお父さんと一緒に3人で話し合い。

男の子は即決で「ゴジラ」にすることに。(実は昨年12月のランタンツリーでもゴジラを迫力満点で描いていました!)

それも高層マンションが立ち並ぶ東京を舞台に「ゴジラ vs アンギラス」をコラージュで表現したいとのこと。

小学3年生の男の子は「ゴジラ博士」と言っても過言ではないくらいゴジラについていろいろな話を私にしてくれました。ゴジラの種類や年齢、そしてゴジラの敵である怪獣たちの話など。


そんな楽しい「ゴジラ講座」のお話を聞きながら、作品のイメージが徐々に表れてきました。

男の子はサッカーよりも工作が大好きで、ハサミの使い方がとっても上手!
ゴジラや炎の曲線を器用に次々とハサミでカットしていきます。

また糊を使わずセロハンテープの方が良いということだったので、私の方からは表現はもとより道具の使い方についてもあまり口出しをせず最後まで様子を見守ることに。

すると、主役であるゴジラが大体完成した後、東京の街並み=高層マンションをとにかくたくさん作り、窓は全て黒の油性ペンで細かく描きこんでいきます。そしてその建物の間を縫うように道路を網目状に走らせ、その間には駐車場や木々を描きこんでいきました。



途中、当初の計画=敵のアンギラス、はやめて、ゴジラの目の前に東京のシンボルである東京タワーを配置し、ゴジラの口からビームが出ているように!

個人的に驚いたことは、まだ小学3年生になったばかりなのに、画面全体への意識とその描き込みのエネルギーには圧倒されました。しかも2時間半の間、一切休憩も取らず!!

また工夫している点で言えば、遠近感を出したいということで、ゴジラと高層マンションと東京タワーの重ね方にも気を配り、また炎の飛び火も表現するなど!(私は一切口を出していません)


お父さんにも話を聞いてみると、小学1年生の時に描いた恐竜の絵画が水戸で展示されたこともあったとのこと。

地域のちびっこアーティストたちが、ここアートコンパスの場に集まってくれることに、そしてその豊かな創造力に出会えたことに感謝しつつ、今後も若い子供たちを大切に見守っていきたいと感じました。

制作終了後、「まだもっとやりたいなぁ~」には脱帽です!

おしまい



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