茨城県北芸術祭 2016

平日の休みを利用して、現在開催中の茨城県北芸術祭(2016.9.17-11.20)に行ってきました。

できれば宿泊を兼ねて数日間じっくりと見て回りたかったのですが、今日一日だけのアート散策!そして今年の最初で最後の自分へのご褒美も兼ねて。

感想は言うに及ばず、今とても幸せな気持ちで、ぽかぽかした余韻に浸っている感じです(笑)海も、山も、芸術も、食も、全てにおいて大満足の日でした!


県北芸術祭とは、茨城県北地域の6市町(海のエリア:高萩市、北茨城市、日立市、山のエリア:常陸太田市、常陸大宮市、大子町)を舞台に、国内外のアーティストたちが絵画や彫刻、インスタレーションやパフォーマンス、市民との参加型ワークショッップなど様々な表現が地域の特性を生かしながら繰り広げられるアートの祭典です。

そして「海か、山か、芸術か?」のテーマのもと、「アートと科学・技術」に焦点が当てられ、地域の人々との恊働(産官学民連携)のかたちが、県北の自然豊かな秋の大地に彩られています!





実は近年、日本各地でこのようなアートを通して地域の魅力を再発見する試み(「人・もの・お金・情報」が巡りに巡る大規模な地域振興を兼ねたアートプロジェクト)が数多く行われるようになりました。

例えば、越後妻有・大地の芸術祭(新潟県)瀬戸内国際芸術祭(香川県、岡山県)、私も以前に参加させていただいた中之条ビエンナーレ(群馬県)などなど。


今回は日程が一日だけということもあり、全ての会場を回る事は難しいので、先ず始めに「海」か「山」かの選択で「海」のエリアを選び(海が見たい!それとチームラボの作品も生で見てみたいし、岡倉天心の五浦にも行ってみたい!)その後は、気の向くままにハンドルを回してみました。

公式ガイドブックに付いていた地図をたよりに


以下、ご参考までに本日の「海の行程」を記します。

会期が今週の日曜日(11.20)までと、あとわずかですが、是非ご友人やご家族と行ってみられてはいかがでしょうか!公式ガイドブックを購入されると便利です。(県内の書店であれば販売されているはずです。定価:1,204円+税)


2016.11.15 (Tue)
※ 画像をクリックすると拡大します。

9:00〜
 家を出発

 常磐自動車道(桜土浦IC〜北茨城IC)

10:30〜
 茨城県天心記念五浦美術館
 Artist:チームラボ、ミトゥ・セン

11:30〜
 六角堂(茨城大学五浦美術文化研究所)
 Artist:須田悦弘、ジャン・ワン
 日本近代美術の祖・岡倉天心のお墓参り

太平洋を望む、まさに景勝地!
潮と花(ハマギクやツワブキ)の心地よいにおいがあたりを漂っていました。



岡倉天心(1863〜1913)が瞑想やお茶の場として活用した六角堂。
東日本大震災の際、津波の影響で倒壊してしまいましたが、現在は再建されています。

六角堂内に須田悦弘氏の作品
この雑草みたいなものが立派な木彫作品です!


12:30〜
 昼食:海鮮丼@市場食堂(北茨城市漁業歴史資料館よう・そろー敷地内)
ネタが新鮮でうまい!(1,350円也)


13:30〜
 高戸海岸(前浜)
 Artist:イリヤ・エミリア・カバコフ、ニティパク・サムセン
空から空が降って落ちてきた?
イリヤ・エミリア・カバコフの作品「落ちてきた空」


14:30〜
 穂積家住宅(1773年に建てらてた豪農住宅・県指定有形文化財)
 Arttist:サンドリーヌ・ルケ、上野雄次、伊藤公象、デビー・ハン


市松模様の藁葺き屋根


花道家・上野雄次氏の作品
衣装蔵の暗闇の中、3Dプリンターで作られた花(天を意味し)が山(地を意味する)の上に生けられています。


同氏と地元の小学4年生たちとのワークショップ
「器づくり・花生け」
牛乳パックとクラフト紙で制作した花瓶に自分で好きな花を生けるというもの。
個人的にとっても好きなワークショップの内容です。


 遅めの昼食(2度目!)
常陸牛のモモハーブステーキ
ぷりぷりとした衝撃的な食感と素材のうまさを生かしたハーブの風味と塩加減
ライス、ドリンク、スープも付いて2,000円也
個人的にかなりお勧めの食事です!本当に美味しかった!!

穂積家住宅内レストラン<高萩「萩の茶屋」



15:30〜
 温泉(山の湯):
 テーマが「海か、山か、芸術か?」なので、やっぱり「山」も見ておかないと。
 最後は「山の湯」の温泉で日頃の疲れを洗い流します!
 日帰り入浴:500円也

16:00〜
 帰路

 常磐自動車道(高萩IC〜桜土浦IC)

18:00
 家に無事到着




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