手ぬぐいづくりへの道・その壱

厳しい暑さが続いている今日この頃、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

出勤時、登校時、家族や友人との外出時、流れる汗を拭うのに何かお忘れではありませんか?

そうです、夏必需品の「手ぬぐい」です!

それもこの夏、自作のおしゃれな手ぬぐいを持ち歩いたり、着飾ってみてはいかがでしょうか?
そんな手ぬぐいづくりをアート講座で開催します!(営業な文章です・笑)

さて、今月31日開講までの約2週間、「型染めの手ぬぐいづくり」について、補足説明をいくつかお伝えしたいと思います。

この補足を通して、すでに参加を申し込まれた方々の期待が高まったり、またこれから参加を申し込むかどうか迷われている方の背中を後押しする助けになれれば幸いです。

そもそも「型染め」ってどんな染め方?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
型染めの手ぬぐいづくりには、大きく5つの行程があります。(以下)


  1. 型づくり(型のデザイン、型彫り、紗張り)
  2. 糊置き(晒生地の上に型を置き、彫り抜いた箇所に防染糊を置いていきます)
  3. 地染め(糊置きしなかったところ=「地」を染めていきます)
  4. 水洗(水洗いを通して糊を落とし、その箇所が白抜きの模様となります)
  5. 乾燥(乾燥させ、アイロンをかけて出来上がり!)

詳細については、当日、コチラで作成した解説書をもとに、パフォーマンスを交えながらお伝えしていきたいと考えています。

今回お話しするのは、テーマでもある「日本のかたちと模様」について。

現在、店頭で置かれている手ぬぐいの柄を見てみると、夏の風物詩や「涼」を楽しむ季節もの、現代風にアレンジした形や構成のものなど。また地一色のものからたくさんの色が施されたものなどたくさんあります。

調べていくと、手ぬぐいの図柄には大きく以下のように分類できるようです。
  • 動植物
  • 花鳥風月
  • 四季(季節や節句、干支など)
  • 名所やご当地、各地の風景
  • 浮世絵・歌舞伎
  • 縁起物
  • 紋や家紋 などなど
そして手ぬぐいの用途については、
  • 布巾(ふきん):乾拭きや水拭きなど
  • 装身具:被り物、さらし、帯、前掛けなど
  • 健康:入浴時、乾布摩擦、按摩、包帯の役目
  • その他:のれん などなど

例えば参加者の皆さん各々の手ぬぐいをつくる動機として、

「日本の伝統文化を省みるため。」
「この夏、自分の汗を拭うため!」
「手ぬぐいづくりを前々からやってみたかった!!」

でもOKですし、

また自分以外の「友人や家族へのプレゼント」として考えられても良いかもしれません。

例えば、「麻の葉」の幾何学模様。



昔、この模様の着物や手ぬぐいを身につけた子どもをよく見た気がします。
というのも麻の木がすくすくのびることにあやかって、赤ちゃんの産着に使われたとか。

個人的には日本のかたちや模様それぞれに「意味」や「思い」が込められていて、その目に見えないものまでも身にまとう、身の近くに置く日本人の豊かな生活感に心を打たれます。

また、「縁起物」に関連して私が作るなら、モチーフとして「カエル」かなと。

理由は現在30代後半になり、このアートコンパスの立ち上げて、これから第二の人生を謳歌していきたい!と考える中、

「何事も楽しく人生を変えていきたい!、自分が見る景色を美しく変えていきたい!変える、かえる、カエル・・・」と、まぁ〜こんな語呂合わせの感じです(笑)

話は戻りますが、すでに参加を申し込まれた方々には、当日こんな日本のかたちや模様の型を作りたいというモチーフ候補(数点)の資料(写真や雑誌の切り抜き、図書館から借りてきた本など)をご持参することをお勧めしています。

もちろん、講座のはじめにモチーフの参考となるスライドショーも行う予定です。

まだ少し参加の空きがあります。

まだまだお申し込み、お待ちしています!

それではまた。



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