第4回 みんなのアート基礎講座を終えて


新年最初のアートコンパスは「みんなのアート基礎講座」から始まりました。

皆さん、
改めまして本年もよろしくお願いいたします。
旧年は大変お世話になりました。今年度のアートコミュニティプログラムは今回を含めて残り2回となりましたが、今年も参加者の皆さんへアットホームなアートの居場所をご提供できたらなと思っています。

今回も昨年に続きリピーターの皆さんが参加してくれました。「自分以外の人が私の好きなアートの居場所に集まってくれること」、活動当初に比べて当たり前に思えること、になりつつあることが自分にとってどれだけ大切なことで嬉しいことか、新年を迎えてしみじみと思うところがあり、と同時に今年は新規の参加者も開拓していかなければと(自分にプレッシャーをかける意味での危機感)を感じています。

加えて年始早々、子供達と一緒に逃走中(鬼ごっこ)をやっている時に、地面に足を取られ転倒し、腰の肉離れをするというさんざんなスタートとなりましたが、コチラも普段当たり前に生活できていることや体を動かせることが、本当に自分にとって今の幸せなんだなぁ~と感じています。

これらの幸せのために、2026年も無理せず地道にコツコツと地元地域でアートコミュニティ活動をしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします!



さて今回のアート基礎講座ですが、もともとアート広場を計画していましたが、年末のアート広場で私がやっていた紙版画にリピーターの女の子が興味を持ったことをきっかけに変更させていただきました!

「紙版画」というと小学校低学年の図工や幼稚園などで行われるとてもポピュラーな技法です。その方法はというと画用紙を主な材料に、はさみとのりで版をつくり、その上にローラーで版画用のインクをのせ、馬簾(ばれん)という道具を使って摺りを行うというもの。

基礎講座全体の構成で、はじめに版画の歴史や紙版画以外の様々な版画技法についてプロジェクターで説明するよりも、昨年の基礎講座で行った「身近な素材と道具を使って多彩な表現を発見する」回と内容を少しリンクさせた方が良いと思いました。

そこで事前に作成したA5サイズほどの様々な紙版画の版を使って、その表現・表情の豊かさについて実演させていただきました。(16枚ぐらい準備したのですが時間がかかってしまったので途中割愛させていただきました)

その意図としては2点:自分のテーマやモチーフの表現にあった版づくり、そして限られた素材の中で豊かな表現の発見!です。実演の時にあまり言語化できていなかったので、振り返ったときにこの2点だったと整理出来ました。





過去の紙版画では「ピカソ風の自画像」をテーマにしましたが、今回のテーマは自由にしました。

制作が始まると、参加者の皆さんが黙々とはさみとのりを動かしていました。

実はこの紙版画、見た目よりも版づくりに時間も結構かかりますし頭も使います。そのため版づくりだけで2時間近くかかることも。その一方でその摺りを行う前の版制作の時間帯が「これがどんな風に摺りあがるのかな?仕上がるのかな?」という楽しみと期待感が高まる時間にもなります。

実際のテーマは猫だったり、海の中だったり、縄文時代だったりと、一人ひとりの趣味趣向が分かれ、使う素材も画用紙だけでなく、念のためコチラで用意した棕櫚縄やアルミホイルなども活用されていました。勿論、お家や身近にあるもの:例えば植物の葉っぱや布・サランラップなど版画の技法で利用できそうなものであれば何でもできます。



そして摺りの工程ではインクの付き具合、馬簾で摺る力加減で摺りあがりの表情は千差万別です。

納得の1枚が出来上がるまで摺りを行っていただきました。

摺りについてはよくプロの方々(浮世絵の摺師)が「その日の気温や湿度などの影響を強く受ける」といったお話をよく聞きます。

室内では暖房をかけていたので、版にインクの付いたローラーで手際よく進めないと摺りの前に乾いてしまうこともありました。その難しさなどを参加された子ども達は感覚的に経験できたのではないかと思います。

今後また版画については技法やその材料を変えて展開出来たらなと思っています。

参加者の皆さん、紙版画制作、本当にお疲れ様でした!


概要

第4回みんなのアート基礎講座
内容:紙版画
日時:2026年1月25日(日)13:30~16:00
会場:実穀ふれあいセンター・会議室
参加者:11名(子ども:6名+大人5名)


ギャラリー









おしまい

次回のお知らせ

次回は3月1日(日)に2025年度最後の「みんなのアート広場」を開催予定です。
施設予約が2月1日に行う予定ですので、それ以降で予約受付スタートいたします。

皆さんのご参加、心よりお待ちしております。

では!

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