11月の個別アート支援を終えて

今日は筑西市に住むN子ちゃん宅で 約3か月ぶりの個別アート支援を行いました。

前回から間が空いていたためか、私も含めて各々のご家族でもいろいろな出来事や変化があったようで、お母さん達との会話も含めてとても楽しい時間となりました!

その変化について忘れないうちに早速この振り返りの中で書き留めておきたいと思います。


先ずY君について、

前回の時は少し制作意欲がなかなか湧かず、お母さんや私たちでワニの脚などを手伝っていきました。ところが今日はその逆でいつもの制作意欲が戻り、いろいろ話をしていくと、私たちが作った足が気に入らず、もっと爪先がこうで、脚の筋肉はこうだから、これじゃ違う。と意見がハッキリしていました。

そして頭部についても鼻先のふくらみやあごの湾曲などなどこだわりがいろいろと出てきて、その説明のために自分でワニの頭をスケッチして私やお母さんたちに説明してくれました。

その話を受けた私の回答は、新聞紙でその繊細なディテールを作ることはとても難しく(不可能ではないが、かなりの技量が伴ないます)、そこで段ボールで大まかな形を重ねて作り、その上から新聞紙やガムテープで覆って、大きな胴体につなぎ合わせるという計画が生まれました。

さすがに今日は段ボールを持ち合わせていなかったので、Y君が尻尾のディテールをガムテープで作り、私が脚の指先や筋肉をY君が指定する参照画像をもとにつくり直していきました。


そんなわけで次回の持参物は以下の通り。

・段ボール(適量)、ガムテープ

・引き用具(鉛筆、黒ペン、消しゴム、他)

・カッターと大型のカッターマット


続いてN子ちゃんはというと、

今は中学2年生で来年は受験の年となります。そうすると今後の進路も気になるところ。

どうやら彼女の中で美術系の高校への進学を検討し始めており、そうなってくると実技試験対策として基本的なデッサン力が必要となってきます。

実はこの話になる前に、最近タブレット(描画アプリ?)で絵を描いているらしく、その一つを見せていただきました。とても最近始めたばかりとは思えない描き方で(かなりタブレットの操作に慣れている様子)一見すると普通に鉛筆と色鉛筆等で描いたのではないかと思えるほどでした。日頃から絵を描いているようなのでいつまでも昔のN子ちゃんではないですね。

そんなわけで、そうこうしているうちに残り時間は少なくなってしまいましたが、はじめにデッサンのいろはの「い」でもある、光と影、稜線と反射光などの基本的な光の現象を台所からお母さんに持ってきていただいた玉ねぎをもとに説明し、お母さんも一緒に先ずは鉛筆で描いていきました。


モチーフを見る観察力はN子ちゃんが日頃から自発的にタブレット等で絵を描いている(漫画など気になるキャラクターを模写する等)ので培われていることが分かっています。なので、あとはモチーフを立体的に取らることが出来るようになれば、みるみる絵の上達も望まれます。

そこで次回私が用意するもの

・モチーフ、幾何学形態のモチーフ(球・立方体・直方体)

・鉛筆(3B、2B、B、HB、F、H)、練ゴム、紙ヤスリ、擦筆、ティッシュ、他

・デッサンの参考本

・K高校のパンフレット


ではまた!

コメント