1月の個別アート!
2021年度最初のArt Compassは「個別アート支援」からスタートです!
(勿論、感染予防を万全にした上で)
第1回目の前回(昨年11月)は、お母さんの顔を画面いっぱいに固有色を使わないで大胆にクレヨンで描いてみました。(その絵は額装され居間の壁に飾られていました!)
その時のブログはコチラ↓↓
http://artcompassblog.blogspot.com/2020/11/blog-post_30.html
今回はというと、一言で言えば「描画材とのコミュニケーション」でした。
一体どういうことなのか?
実は前回の終了後に、お母さん(とN子ちゃん)と相談しながら、2回目の内容を一緒に考え、以前飼っていたカマキリを描いてみたいとのことでした。
しかし、今日改めて尋ねてみると、描いてみたいモチーフがたくさんあるとのこと(驚)。
そこではじめにN子ちゃんとお母さんと3人で一緒におしゃべりをしながら、思いつくままに描きたいものを可能な限り言葉で書き出してみました。
例えば、鳥、ペットの犬、カマキリ、クマ、カエル、マンボーなどなど。
そして今回はカエルに決定!
家にあった動物図鑑からカエルが載っているページを開いてみると、下の方にイモリが載っていました・・・カエルじゃなく、イモリを描いてみたい!と・笑
大切なのことはその時の子どもの気持ちや興味・関心を尊重する事!
次に画用紙のサイズはN子ちゃんが選んだ「A3サイズ」で決まり、描画材はというと?
クレヨンや色鉛筆、水彩絵具の他に、今回は新たにコンテを用意してきました。
というのも、N子ちゃんが幼いころから描きためていた作品を見せてもらったとき、とても淡く柔らかいトーンで描かれていたので、もしかしたらコンテ(またはパステル)の素材が好きかな?と。
私からコンテの簡単な説明をしながら別の画用紙に「こんな感じで描けるよ!」と実演してみると、みるみる目の輝きが増した様子が見受けられ興味が湧いてくれたのかな?実験的に線を描いたり、色を重ねたり、指でこすって表情を柔らかくしたりと。
そしてN子ちゃん本人の口から「コンテを粉にして描いてみたい!」と。
そこで急遽、紙ヤスリをお借りし、粉にしてから画用紙の上に振りかけたり、またあらかじめのりをつけて、その上からまぶしたりと。
結果的に今回は決まったモチーフを描いたわけではありませんが、それとは別に「コンテ(描画材)と会話をしてみた!」ということではないでしょうか。
描画材(素材)と会話をすること、一緒に遊ぶことはとてもアートの中で大切なことだと思います。
それがたとえ別の描画材:クレヨン、色鉛筆、絵具でも、まずはどんな描き方ができるのか?どんな表情を見せてくれるのか?つまりそれは自分の感性とのすり合わせの大切な時間です。
隣にいたお母さんもコンテは初めて見たらしく、自分もやってみたいと興味津々でした!
そして最後に余った粉末を空瓶につめて大事に取っておきます。
次回の内容はまだ決定していませんが、今日の経験を生かしてコンテを使った何かを描ければと思っています。勿論、引き続きコンテとのコミュニケーションでもOKですし、または別の描画材でも!
そして私の方でもコンテについてもう少し勉強しておきたいと思います。
といのも個人的に同じ表情・素材に思えるコンテとパステルの違いが曖昧で何がどう違うのか?など。
<Wikkipediaより引用>
コンテ…顔料に粘土や蝋などのバインダーを混ぜた材料を、押し固めたり焼き固めて作られる、角形で棒状の画材である。人工チョークの一種
パステル…乾燥した顔料を粉末状にし粘着剤で固めた画材。カッターナイフ等で削って再び粉末状にしスポンジ等で塗ったり、直接手で持って塗ったりできる。語源はフランス語の[練り固める]という意から転じている。
ご参考までに私が知るコンテといよりもパステルを使った代表的な作家さん情報です。
・ドガ
・ロートレック
・ルドン
加えて、コンテ(パステル)を使って絵画を描くなら、以下の材料も準備が必要ですね。
忘れないようにメモをしておきます。
・フィクサチーフ(定着剤)
・紙ヤスリ
・練ゴム
・パステルに適応した粗目の画用紙?または専用の用紙
それではまた!
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