オンラインアート広場「フリースタイル」を終えて（6/28）

今週末は梅雨らしい連日の雨模様ですが、個人的にはこの雨音が心と体にとても心地よく、ぐっすりと眠れる日が続いていく感じです。

そんな日の午後、6月の2回目となるオンラインアート広場「フリースタイル（自由形式）」を開催しました！

参加者の皆さん、ゆったりとしたアートの時間はいかがだったでしょうか？

【概要】

内容：フリースタイル（自由形式）

日時：6月28日（日）13：30～15：20

会場：各自宅からZoomで参加

参加者：2名

【タイムスケジュール】

13：30～13：45　はじめに：ご挨拶と自己紹介タイム

13：45～15：00　作品の制作（適宜休憩）

15：00～15：15　作品の発表

15：15～15：20　終わりに：告知等

今回は私を含めて3名だけのアート広場でしたが、このフリースタイルは基本的にアートコンパスからの課題はなく、各々がやってみたい作品づくりを自由に行いながら（私からアドバイスなどのフォロー含）、またおしゃべりをしながら進めていくというものです。

例えば、今回参加された中学2年生の女の子は鉛筆や色鉛筆を使って大好きな鳥を描く一方で、大人の女性の方は自画像をテーマに百円ショップで購入した色紙をデザインカッターでカットして表現。当の私もホストとして進行しつつ、自作の木版画を制作、といった具合でした。

はじめに簡単な自己紹介後、制作がスタートするのですが、やはり制作が始まると集中してしまうので黙々と制作に向き合ってしまいます。

「じゃ～なんでわざわざオンラインでつながりながら制作するの？」とつっこみがありそうですが、そんな集中している時間の中にも何かのきっかけで話が始まると、アート談義一色といった感じでした。

お二人とも2回目のご参加だったのですが、徐々にお互いのパーソナルなことも分かってきて、実は美大卒であったり、美術部に所属していたりと、結果的にアートな面々が集まっていたことが判明！

例えばお母さんがパステル画を行っていたり、「パラリンアート」や「藤城清治氏」など、私の知らなかったアート情報を交換出来たりと！

リンク：

＞パラリンアート：https://paralymart.or.jp/association/#activity

＞藤城清治公式ホームページ：http://fujishiro-seiji-museum.jp/

個人的にはそのオンラインでの雰囲気が、20代初めに通っていた美術予備校のころを思い出し（教室内に20～30人がイーゼル越しに黙々とデッサンや油絵を制作）、なんだか「オンライン美術部」のような感覚を覚え、懐かしく感じました・笑

2時間という時間はあっというまで、15時頃には途中まででも振り返りと作品の発表を行い、10分ぐらい前に終了。

またその時に「オンラインでやってみたいプログラム」を参加者の皆さんにご質問させていただき、「同じテーマ、例えば動物で、各参加者が好きなメディウムで表現してみる」だったり、純粋に「画を描く」だったりと、次回以降の内容に是非反映していきたいと考えています。

　

ちなみに、7月以降の予定ですが、今週の火曜日までに今年度の7月～12月の予定についてホームページやSNSで告知させていただく予定です。

詳細についてはもうしばらくお待ちください。

それではまた！

色紙を使って自画像を表現。

版画にもご興味があるとのことでしたが、切り絵の方がしっくりと馴染むとのこと。

まだ制作の途中ですが、このあと瞳の中に飼い猫が映りこみ、完成となります。

完成が楽しみですね～。

　

余談ですが、その面白い映りこみのアイデア関連で2作品をご紹介。

ヤン・ファン・エイク（1395~1441）の作品「アルノルフィー二夫妻（1434年）」で

中央の鏡の中に描いている本人まで描かれています。

一方、コチラはディエゴ・ベラスケス（1599～1660）の作品

「ラス・メニ―ナス女官たち（1656年）」

コチラは中央の鏡の中に男性と女性が映っています。

つまり画面左の描いているベラスケス本人がモデルとなている

鏡の中の人物たち（国王フェリペ4世夫妻）の視線と私達鑑賞者の視線が

合わさっているというものです。

画像参照：Wikipedia

今回描いた「ハヤブサ」です！

前回の紙粘土作品「うさぎ」に続き、動物がお好きなんだなぁ～

と思っていたら、実は鳥が大好きとのこと。

その話の流れから、これまで描いた鳥の絵や立体作品の数々を

カメラ越しに次々と見せていただきました。

それはまるでアーティストによるまさにプレゼンテーションでした！

自然物を使ったキツツキの巣など、どれも力強い作品ばかりです。

娘さんのお母さんからたくさんお写真を送っていただきましたが、

その中から一部だけ掲載させていただきます。

鳥の巣

本物のカラスの羽根もあります！

コチラはお母さん直伝の三色パステルアートですね～。

私は紫陽花と女性をモチーフに木版画で表現。

昨日試し摺りを行い、彫り残しを削っていきました。

今日中に彫り残しは終わらせ、来週末には多色摺用の別の版の彫りに移りたいと思います。

なので、完成は7月中旬ころかな？